北アルプス雲ノ平

  2012/7/29(日)〜8/2(木) 有志4名

7/29(日)〜8/30月) 裏銀座縦走を参照
  7/31(火)快晴 所要時間約6時間半
   行程:三俣山荘(540)・・・鷲羽岳(711730)・・・ワリモ北分岐・・・岩苔乗越(828)・・・祖父岳(1021)・・・スイス庭園・・・(1205)雲ノ平山荘

 当初の予定では雲ノ平組は1泊目わさび平小屋2泊目双六小屋を予定していたが、裏銀座縦走組に励まされ一緒に三俣山荘まで歩いた。おかげで3日目に鷲羽岳に登ることができた。お天気も快晴となり、鷲羽岳からのさえぎるものがない360度の眺めは最高だった。前日の長時間歩行の疲れもこの景色で吹き飛んだ。
 ワリモ北分岐で水晶岳へ向かう男性陣とわかれる。
 ワリモ北分岐→岩苔乗越→祖父岳へ地形図とコンパスを合わせるも、標識の薄い祖父岳表示を見て山頂と思ったところが実はそうではなく、通過地点に過ぎないことが鞍部で分かった。その確認のためロスタイム30分強。
   
      祖父岳から見た笠ケ岳(10:28)            スイス庭園から見た水晶岳(11:45)     スイス庭園から見た薬師岳、手前高天原、赤牛岳(11:46)
  8/1(水)晴れ 所要時間約7時間半
  行程:雲ノ平山荘(650)・・・祖母岳(アルプス庭園)(730)往復・・・奥日本庭園・・・アラスカ庭園・・・薬師沢(10211055)・・・1416)太郎平小屋

 雲ノ平はさぞ高山植物が咲き乱れているのだろうと思っていたが、それほどでもなかった。一番目立つのはチングルマやハクサンイチゲ等。雲ノ平は名前のとおり広い高原のようなところなのに、回りを見回せば水晶岳・黒部五郎岳・笠ヶ岳・薬師岳ほか3,000m近い山々が目に入り雄大な眺めであった。地形図を見ても「祖母岳」の表示がなく、標高で探すも見つからず「有名な山と違うのかも?」と思っていたが、祖母岳のあるところがアルプス庭園であり、ここからの眺めはなかなかのものだった。
 雲ノ平小屋から薬師沢小屋へ向かう道は、薬師岳を前方に見ながらしばらく木道をのんびり気分で歩いていたが、その内急な岩ゴロゴロの道となり転ばぬよう気をつかった。薬師沢で水を汲み、お湯を沸かして一服した。沢沿いの道に「→高天原」の標識を見て今度は高天原へ行ってみたいものだと思った。
 薬師沢小屋の前を通り、太郎平小屋へと向かう道は最後の登りが気温も上がりふぅふぅ喘ぎながらきつかった。水不足で何かと大変な雲ノ平山荘から太郎平小屋に着いて乾杯したが、売店には冷たいものやお菓子等が豊富に売っていて驚いた。この日4人一囲いの部屋(カーテン仕切り)で11枚の布団でゆっくり眠れた。
    
        アルプス庭園からの水晶岳、祖父岳(7:16)           薬師沢小屋(10:47)
   
           チングルマ                      花後のチングルマ                  ハクサンイチゲ

  8/2(木)晴れ 
  行程:太郎平小屋(601)・・・五光岩ベンチ(641)・・・三角点(758)・・・(938)折立(1030)富山行きバス乗車 → 亀谷温泉(11121312)===富山駅====金沢乗換え京都へ

 いよいよ最終日、折立から続々と登ってこられるため、登り優先で道をあけのんびり歩く。4歳の女の子も両親に連れられ登ってきたが、太郎平小屋まで歩けただろうか?気になるところである。下山途中で遠く剱岳の山並みがのぞまれた。
 富山行きのバスは予約優先となっていたが、平日でもあり予約なしで乗れ、亀谷温泉へは富山行きバス切符で途中下車できた。亀谷温泉で入浴と昼食をとり無事に全行程終えたことを喜びあった。
 富山駅でみどりの窓口に行くと、この日信号機故障で予定していた列車(サンダーバード)は運行中止となっていた。富山→金沢ははくたか、金沢で向かいホームに待機していたサンダーバードに乗り換えとなった。滋賀県湖西線エリアから山崎周辺の信号機故障の影響で遅れが出てノロノロ、日が暮れる前にようやく帰宅した。