< 鷲ケ岳 1671.6m >
2004年4月16日 山行者 6人
高槻(6:00)−高鷲PA(9:15)−スキー場分岐(10:20)−鷲ケ岳(11:40~12:15)−高鷲(14:00) |
白川郷に向かう時に最初に目につく大きな雪の山が大日岳とこの鷲ケ岳である。大鷲が羽根を広げたような大きな山容は雄大で一度は登って見たいと思っていた。スキーシーズン中の雪の多い時にと思っていたが、この時期になってしまい、リフトの運転はもう終わっていた。桑ケ谷林道から登って見る事にする。
高槻を朝6:00に出発して高鷲ICには順調に3Hほどで到着できた。曲がりくねった林道を西川さんの車はどんどんと駆け上がって行く。途中乗用車が一台駐車していたが、さらにその上で廃車のバスのある辺りから道は悪くなるため、この辺りでバスの横に駐車する。高度は1100m付近。
天気は快晴で暑くなりそうな雰囲気である。杉林の中の林道は間もなく雪道となってさらに高度を上げて行く。2人が先行している様子で足跡がある。1時間ほどで尾根に上がり込み、スキー場からの道と合流する。眺めが良くなって来た。大日岳がすぐ近くに小さく、後ろに加賀の白山が青い空に白く大きく浮かび上がって見える。眺めの良い山である。
「藤原頼保顕彰堂」のある「いっぷく平」ではさらに眺望が広がる。大きな道路が横断していて、駐車場もあり夏には賑わう場所のよう。笹原の広がる尾根道が山頂目指して幾つかのコブを繰り返しながら高く続いている。日当たりの良い道では雪も解け、かわいらしいフキノトウが顔を覗かしていた。
階段のある急登や、笹の根につかまりながらの急登を繰り返し、2人の登山者と入れ替わりに程なく山頂に達した。一面の積雪の中に大きな展望台がある狭い細長い山頂であった。北アルプス・乗鞍岳・御岳が正面に大きく広がって見えるが、モヤに霞んでいてハッキリとしていない。暖かい日差しの中で、ゆっくりと昼食とする。
下山は同じ道を下って行く。途中20人ほどの登山者が隊列を組んで登って来ていた。名古屋や静岡からの2〜3のパーティのようで、平日でも何人もの登山者はいるものである。男性が多かった。
帰りに「ひるがの高原」の分水嶺に寄って見る。ミズバショウはまだ葉だけであつたが、紅い色のザゼンソウが一面に芽を出し、かわいい花をつけていた。