300名山紀行

天塩岳 1558m

 

2008年8月3日  曇        山行者 4人

 

  昨夜は麓の無人小屋天塩ヒュッテに泊まった。大きくて室も綺麗に整頓され、薪のストーブもあり水道も出て、濡れたものを乾かすのにとても有り難かった。皆一遍に気に入り乾杯をした。

 私達の後に10人程の団体が入って来た。でも小屋の二階にも水まわりや同じような設備があるらしく、一階と二階で気兼ねなく小屋をシェアー出来た。もう一泊ここで泊まりたいと皆思う程である。

朝もスッキリと目覚め朝食もユッタリと食べ6時出発。二階のグループも一足先に出発したらしい。私達は旧道を通って頂上に行き新道を下山するコース。今日もお天気は良く無いけど、雨は降らないので有り難い。歩いて行くにつれ少しずつ天気も回復に向かっている様子。沢沿いの整備された林道をシラカバの林を通って新道との分岐まで気持良く歩く。沢を渡る橋も何度かあったが、雨も無く楽しめた。

旧道に入るといきなり急登に入る。200名山の山はこういうコースが多く、100名山よりしんどいと思う山が多い。登るにつれ手塩岳や昨日泊まった手塩ヒュッテが眼下に見える。頂上前に前手塩岳をやり過ごさないといけない。ショートの回り道もあるが――。主役の山じゃないけれど、これが中々手強い急登続きでやっかいだった。

そこから一時間程で手塩岳頂上に着く。ガスっていて風もありすぐにでも下山したい気持。その通りにした。帰りは新道を通る。北海道は本土からエゾ開発で沢山の人が来て開いた地だから、国も色んな面で保障しているらしい。昨日の無人小屋もそうだったけど、各地に無料で泊めてくれる施設が沢山あるらしい。ここ西手塩岳にも立派なトイレや避難小屋があった。

少しずつ天気が回復し、お花畑も出て来て楽しく花の名前など言いながら下山する。ゴゼンタチバナの群生地。花は終わっているけど花の時期ならウラシマツツジ・イワウメ・エゾコサクラ・ミヤマキンバイなどのお花が美しいみたい。残念今日は少し遅い。丸山を一つ越え元の天塩岳ヒュッテに帰り着く。

 

手塩岳ヒュッテ(6:00)−前手塩岳(8:30)−手塩岳(9:40)−手塩岳ヒュッテ(12:30)