ポンポン山(桜木谷左俣〜ポンポン山〜本山時古道)2019.3.13
 2018.9.4の台風21号で、ポンポン山登山道は大きな被害を受け、直後は歩くのが困難なところが多くありました。しかし、東海自然歩道・川久保林道は登山者がスムーズに通れるようになり、川久保渓谷からはチェーンソーの音が聞こえています。
 桜木谷は当山の会としては台風後、初めて入りました。
桜木谷の入口は少々、木が倒れているものの以前とそんなに変わらず、沢をわたるところも、台風の影響はありません。ただ、沢に沿ってトラバースするところは前から滑りやすい所で注意を要したのですが、一箇所木が倒れていて非常に通りにくくなっていました。
 出合を過ぎ、左俣に入りましたが、全くと言っていいほど台風被害はありませんでした。しかし、ルンルン気分で歩けるコースではなく、沢を幾度どもなく渡渉したり、斜面を登ったりと、変化に富んだコースで、冒険大好きのH女子は大はしゃぎでした。
いよいよ、西尾根に這い上がります。始めは獣道らしいところを選び、滑り落ちないように、安全な所を見つけて歩きました。後半は沢に沿って斜面に明確な道が付いていますが、尾根に出る直前は道が不明確になっており、西尾根に出て、ほっと一息です。ここから、p586mまでは台風による倒木がかなりあった所ですが、きれいに処理され、登山道の雰囲気が変わっていました。
今年は更に、福寿草の咲く時期が早く、案内人のH氏から、「今頃遅いよ。2番花もほとんど散った後だよ」と言われてしまいました。里山ハイクが第2週の水曜日と決めてあるので、苦しい所です。福寿草自生地を後にし、リョウブの丘で昼食を済ませ、ポンポン山・本山寺を経て、本山寺古道に入りました。原の集落や遠くには何と大阪湾が見える鉄塔の立っている展望台までは台風被害はありません
 蛇谷方面へ入る、アンブに来ると倒木が道を塞いでいますが尾根道は大丈夫なようだったので、躊躇わず進みました。今回はP273を経て谷から原に出るのではなく、民家がある所に下りる南西方向のコースです。下るにつれ倒木が現れてきました。何とかやり過ごしましたが、ゆるい谷が始まる標高200m付近で道を阻まれ、仕方なく神峰山寺方面へ降りました。このコースは「寺の許可なく入るべからず」という看板が立っているので、お勧めはできません。私たちは、お賽銭を入れて、神様に許しを請いました。この一箇所をクリアすれば本山寺古道は利用できます。尾根に上がれば、何とかなるかもしれません。

〔コース〕
 出灰(8:30)ー桜木橋(9:17)ー左俣ー西尾根(?:50)ー福寿草自生地ーリョウブの丘(11:40〜12:00頃)ーポンポン山(12:22)ー本山寺ー本山寺古道ー神峰山寺(14:50)−原集落

〔参加者 6名〕