姥ヶ岳山行の思い出

   
    2018年8月26(夜出発)・27日、テント泊

    参加者5名(会員3名、一般2名)

    コース:平家平〜姥ヶ岳往復


 久しぶりのテント泊である。涼しい夜だった。満月の為、星は見えない。

姥ヶ岳は2度目である。姥ヶ岳の由来は2つあるらしい。一つはお婆さんが病気を治してくれたお礼に山を寄付したという説、二つ目は山頂近くの洞窟に山姥が住んでいた説、あくまでも参加者からの聞いた話である。

水芭蕉の群生地があるためか、駐車場が整備されている。今はシーズンオフのため、私たちの車だけである。

登り始めのオーレン畑で、既に汗が噴き出す。蒸し暑さと虫がまとわりつくので鬱陶しい。うちわで扇ぎながら登り始める。うちわは多少虫対策になる。台風の影響で、木の実や枝が落ちているため、足元に随分気を使う。栃の実も落ちているが、手で割ることが出来ないほどの硬さである。台風の猛威の凄さを感じる。

8月なので花がないかと思っていたが、シシウド・ゲンノショウコウ・ミズヒキ・キンミズヒキ・ツリフネソウ・ヤマアジサイなど、そして私の大好きなサラシナショウマが一株咲いていたので嬉しかった。それも背が高く、すらりとしている。ここのサラシナショウマはどれも背が高い。咲きそろったら、圧巻だろう。

花ではないが、マルバフユイチゴの赤い実が道端を彩っている。

 山頂を遠望すると遠く感じたが、午前10時30分あっけなく山頂に到着(1453.6m)。赤とんぼが飛び始めている。曇っていたため、山頂で休憩することができた。いつものように記念写真をとる。リーダーがストックを三脚代わりにすると、「すごい、すごい」と感嘆の声があがった。魔法のストックである。下山は同じコースだったが、お花畑で蝶が乱舞していたので、写真を撮ったり、掌に蝶を止まらせたりしながら、楽しく下山することができた。オオトチノ木の看板があったので見に行った。800m登りかえすことになったが、樹齢400年のトチノ木は圧巻であった。皆がパワースポットで元気をもらった。訪れる機会があれば、『是非』立ち寄って欲しい。

 8月の山行のよい締めくくりとなった。参加者のみなさん、ありがとう!!  文責:KUSUMI              

       ブナ林                        オーレン畑