8月里山ハイク能勢妙見山(660) 2018.8.8 

〔コース〕:(828)高槻市駅=(8:50)十三(9:03)=(920)川西能勢口(923)=(951)妙見口(10:00)―初谷コース入口(1018)―(12:14)車道―(12:42)妙見山山頂(13:30頃)―(1342)上杉尾根入口―3連ベンチ ―(14:10P444mへの分岐 ― (14:26P444m―(14:52)秋葉山 ― (15:13)初谷橋付近下山ー(15:20)妙見口 

歩行距離〕8km 〔歩行時間〕5時間20(休憩含)     参加者4


 8月は能勢妙見山のブナに会いに行きました。

妙見口を10時出発。初谷橋から川沿いをほんの数分歩くと、初谷渓谷ハイキングコースの標識①や、この吉川は池田炭(菊炭)の発祥の地と書かれた看板が立っていました。渓谷沿いは広い林道となっていて、テント泊訓練の若者や川遊びをしている家族連れがいました。時折、台風14号の影響で、涼しい風が体を吹き抜けていきます。これだけで、酷暑の時にハイキングに来た甲斐があります。林道沿いにオシベが花弁より長いオオキツネノカミソリが咲いていました。ポンポン山、カマガダニもオオキツネノカミソリですが、茨木の車作はキツネノカミソリです。後半は、何回も渡渉を繰り返し、車道に抜けた時には恵みの風を受け生き返りました。
 妙見山山頂付近のブナは、標高が低い所に生育しているにもかかわらず、意外と大きく元気でした。大阪府のブナはここと和泉葛城山のみで、残念ながら金剛山のブナは奈良県側です。同じくらいの標高のポンポン山にはイヌブナしか生育していません。

初谷渓谷ハイキングコース ①の標識                渓谷沿いの林道                  崩れたままの沢
 初谷渓谷ハイキングコース終点 ㉑                                             妙見山・三角点
                      山頂付近のブナ





































 山頂付近で昼食の時、寒いくらいの風が吹き、たっぷりと休みを取ってから駐車場奥、標識ポイント⑮から上杉尾根を下りました。上杉尾根は7年前に1度歩いただけで、吉川三角点を下るのはみんな初めてです。上杉尾根から派生する支尾根はアカマツやクヌギ林となっていて、尾根筋に道が付いていますが、行き止まりの標識が立っていました。25分ぐらい下ると谷が付きあげる見通しの良い所に3連ベンチがあり、吉川三角点に下る尾根はわかりやすく、しかも、立派な踏み跡が付いていました。まず、磁石を三角点444に合わせ、444からは秋葉山手前のアンブに合わせ、右の尾根に入らないように歩きました。右の支尾根に薄い踏み跡がついているところでコースを確認し、左に進みました。秋葉山手前のアンブを過ぎたあたりで尾根をトラバースする明瞭な道が付いていたので立ち止まり、考えているとH氏が「尾根に登って行かないと」「谷に下りる道だろう。」と、声をかけてくれました。秋葉山への尾根道は薄くて貧弱なのです。たくさんの人が利用しているらしい立派な道でどこに連なっているのか、試してみたくなってしまいます。あきらめて、尾根を登るとすぐに秋葉山山頂・349mの小さな札がぶら下がっていました。そこから、10分下るとお堂がたっており、更に10分下った所にもお堂が祀られていて、集落に出ました。民家横の坂を下りたところに初谷橋がありました。

  駐車場奥⑮の上杉尾根入口              三角点吉川444への尾根入口              三角点444m
     秋葉山すぐ下のお堂                   下山口                    初谷橋から下山口を振り返る  

この道は、荒れた尾根でしたが、下山後、車道をあまり、歩かなくても良いことは大変、助かりました。         (記・佐々木)