雪の野坂岳(913.3m) 2018.2.19
車が敦賀市の外れに入るとどっしりとした山が飛び込んできました。割と広がりを持っている山容です。今年は福井地方が大雪でしたが、「青少年いこいの森」まで除雪されていました。平日とあって駐車してある車はほかに2台。雪も多そうですし、静かな山を楽しめそうです。
20分ぐらい沢沿いに歩き、標高300m付近で開けた尾根にのりました。雪はありますが先日、土・日の登山客によって、トレースが付いていて、ワカンはザックに取り付けたままです。1時間ほど尾根を登っていくと敦賀市街地が良く見え、松の木が立っているテラス風の展望台に来ました。一の岳展望台ですが、ここはピークではなく、後ろの山がピークらしいです。晴れていたらどんなにか敦賀湾がきれいなことでしょう。高い煙突から煙を吐いている火力発電所はミスマッチでした。
主稜線に出ると雪を被った奥美濃の山々が見えました。ここからいったん下り二の岳を目指しました。二の岳から三の岳まではゆるいアップダウンの道ですが、やはり、しんどい。まだ眠りについているブナ林の中をひたすら登っていきました。最後の登りでようやく避難小屋に到着。そこは屋根近くまで雪に埋もれていました。2mくらいはあるでしょうか。中に置いてあったノートによると12日は窓から入ったとのこと。この日は階段が付けられていました。
山頂からの景色は素晴らしく目の前には岩篭山、その後方に奥美濃の山並み、そして乗鞍などの高島トレイル、伊吹などが、北にはバスハイクで登った西方ガ岳も見えました。ただ、白山・北アルプスの乗鞍岳は曇り空で見ること叶わず残念。
景色を堪能した後、避難小屋でお昼を取り、来た道をアイゼンありで下山。最近、膝に違和感があり、ゆっくり、ゆっくりの下りとなりました。