月曜山行七々頭ケ岳693.1m 2018.11.19          

安蔵山に登る予定が、林道工事による「通行止め」のため、七々頭ケ岳に変更。
 
 入口がわかりにくく、菅並集落墓地の左から斜面に取りつき稜線に向かう。右手には等高線を良く読まないと見過ごしてしまうくらいのゆるい谷が走っていた。

登り始めてすぐ・標高300m未満でしょうか、ブナと対面。びっくりです。帰宅して調べたところ、近畿で最も低い所にブナがある山だそうです。得した気分になりました。稜線は穏やかで、イタヤ、ハウチワ、ウリハダのカエデ類やタカノツメなど名残の紅葉が待っていました。また、北側に安蔵山、東には横山岳、墓谷山が見え、落葉自然林の、素晴らしい眺めです。

上の方に行くと、大きなブナの倒木で道がさえぎられている所が何か所かありました。この頃、ひょいと木の上に乗っかり、素早い移動ができなくて危ない!危ない!
 葉を落としたブナ林を機嫌よく歩いていると、北方向の尾根とぶつかるところで、突然杉の植林地が現れ、すぐに七々頭ケ岳山頂に着きました。山頂からは余呉湖が見え眺望は抜群ですが、風雨にさらされ古くなった小堂や杉の倒木等でなんとなく荒れた雰囲気。三角点付近でも大きいブナが倒れていました。ここで、赤ちゃんブナを探したのですが見つけることができず、思わずため息が。
 
 下山は、落葉でふかふかの道を下丹生方面に下りました。山頂から67分行くと、またもやブナの大木が根元から折れ、倒れています。でも、あと1本のブナの巨木は健在で良かった。下山口には「はるばる登れば 峰のすずしさよ 七々頭岳の庭のるり池」と書かれたご詠歌の碑が立っていた。高時川沿いの車道を35分歩いて、出発した地点に戻りました。

 短い山行でしたが、晩秋の静かな山を楽しみました

(コース)

菅並登山口(922)−(1105)七々頭ケ岳(1145)−ブナの巨木(1155)−下山(1243  (歩行距離) 82km (参加者)  4名    記・Sasaki

 

    登山口へ向かう
 
     急坂を上る

 

          紅葉
 

          安蔵山
 
      横山岳
 
       墓谷山
 
     葉を落としたブナ林
 
    山頂に立つ小堂
 
   倒木が覆いかぶさっている
 
          山頂
 
      山頂
 
      余呉湖
 
      折れているブナ
 
     山頂近くのブナの巨木
 
   下山 ご詠歌の碑
 
   横山岳を見ながら歩く