(10月里山」ハイク)皆子山 2018.10.10          Sasaki

 東尾根〜寺谷の周回予定を昼頃から雨の予報だったので

逆回りの寺谷から東尾根に切り替えて、林道を歩き始めまし

た。林道は台風21号の被害を受けた形跡はあるものの整備

されており、山は木を切り出す作業の真っ最中でした。

 寺谷出合付近で川の水を見るも、渡渉できそうにもありま

せん。丸太橋が流されて以降は寺谷橋付近から山を巻いて入

るようになっているらしいのですが、崩れかけた山を巻くのは

大変そうなので断念。東尾根往復に切り替えました。

 
  寺谷出合手前のズクシ谷 倒木が覆いかぶさっている

 平の仲平橋に戻り東尾根登山口から尾根へ。割と急な登りですが、40分もするとなだらかな傾斜となり、杉の植林地になりました。交互に自然林、杉植林となっている中をひたすら

歩いていくと、ピークの木立に平への標識が付いているところに来ました。霧がかかり、幻想的な雰囲気です。ここがP941だと思いコンパスを露岩方向に合わせましたが3分位すると

先ほどとあまり変わらないピークに来ました。地形と磁石がピタッと来ません。どうやら平への標識をP941と思っていたのが間違いの様です。P941からいったん下り、登り返すとゆる

やかになり、南の方に琵琶湖や蓬莱山が見える露岩とやらに出るのですが、どこかはっきりしませんでした。緩やかに一登りすると寺谷との分岐に合流し、そこから70〜80m北方向

へ行くと皆子山山頂でした。山頂には3等三角点がありました。記念写真をとり、昼食。ここで雨具をつけました。天気予報ぴったりでした。
 
 あいにくの空模様で、眺望はありませんでしたが、静かな山歩きを楽しみました。

 

       寺への参道
 
       墓の手前が登山口
 
         尾根に出る
 
            P941m?
 
           皆子山
     

       広い尾根の終わり
    

       下山しました
      
         

          靄に包まれた集落

〔コース〕 平バス停(9:45)−寺谷出合ー(10:40)東尾根登山口(10:45)−(11:05)P941ー(12:36)皆子山(昼食)−(14:13)下山    参加者:5名   アクセス:車

〔感想〕
 山は刻々と変わっていっていることを実感しました。2004年足尾谷から登った時の記録を見ると「・・突然、ささの刈り取られた12畳くらいの広場となっている皆子山に着きました。・・

・・下山は南に延びている笹原の尾根を少し行くと・・・男性一人と会い、相手方は私たちの笹をかき分ける音が熊だと思ってびっくり・・」とあります。14年後の今は、ササの痕跡を見つ

けることはできません。林床はつるつる状態で木々も世代交代できずに弱っています。鹿の頭数が減らない事には山は再生できないのでしょうか。