バスハイク 三 池 岳(鈴鹿山脈)2018年 5月19日
登山口.9:50−東尾根.福王山分岐11:27−三池岳三角点11:47−
山全体が花崗岩らしく、ずっと花崗岩の砂利道である。しばらくは、植林ですが、すぐに木の根が露出した急な登りになる。この山も花が多いらしく、イワウチワの葉が群生している。福王山分岐までは、尾根道で、息が切れるような急な登りが続く。分岐からは三角点までは傾斜はゆるい。右側が谷にジャリジャリとザレ落ちている。ここまで来れば、頂上はもうすぐだ。
あいにくの天気で、風がびゅうびゅ〜うと吹いて、すわ、撤退、と思ったがあの急坂を下りるのは無理と、ゆるゆる歩を進める。シロヤシオの花が一面、地面を覆っている。時々、アカヤシオも、ドウダンツツジも混じる。しかし、風が強く顔を上げてゆっくり愛でるゆとりがない。
頂上は三角点を、通り過ぎ一旦窪地に下り、緩く登った所に標識がある。頂上の少し下の風の通らない窪みを見つけ、昼ご飯とする。下りは、八風峠から八風谷で、緩やかな自然林の中、ずっと、川に沿って歩く。澄んだ綺麗な谷で石鎚山の 面河渓谷を思いながら歩いた。小さな渡渉を、2,3回し、植林が始まり、5メートル位の川を石伝いに渡れば、もうふもとは近い。林道をキャンプ場を見ながらバスに向かう。
企画者が、天気が悪くて羊の群れ(シロヤシオが新緑の中に浮かんでいるように見える)も周りの景色も見えなくて、残念だったなと、しきりに悪がったが、何のなんの、花と、新緑、綺麗な流れ、それに、グングンの登り、ゆるやかな下り、言うことのない良い山でした。
さすが、50周年の歴史ある山岳会、先月の、見事な百花繚乱の大御影山、といい、このシロヤシオの三池岳、自然豊かな山域を、よく知っていたと、脱帽です。しかし、『知る人ぞ知る』のままに残して置きたい、わがままな、私なのです。 Reiko