北アルプス・表銀座縦走

○日程  826日〜29

○メンバー:Kido/L・他7

○行程 8/26 松坂屋9:10発<高槻IC<名神・中央・長野<安曇野IC<穂高市営キャンプ場着15:00/天幕設営 夕食・泊

    8/27 キャンプ場5:00出発ジャンボT< 中房温泉登山口出発5:55<合戦小屋9:00<燕山荘10:30 <燕岳往復<出発12:00<切り通岩14:50<大天荘15:50 泊   

    8/28 大天荘6:00出発<横通岳横:8:20<常念小屋着9:00<常念岳10:40 小屋に戻る11:45 午後小屋でゆっくりする。

    8/29 常念小屋出発6:15<沢筋に出る7:30<一ノ沢途中8:30<ヒエ平(登山口)10:50<テント場11:30/入浴、昼食<安曇野IC14:30<長野・中央・名神<高槻IC・松阪屋前解散1930  

    登った山     燕岳(2763m),大天井岳(2892m),常念岳(2867m)

標高差: 登り2638m,下り2841m。歩行距離:23.7km            行動時間:初日10H,二日目5:45  三日目 4:35

《 山行記 》

私にとり、初めての表銀座、槍に初めて登ったのが、24歳の時、それから北アルプスは、何回か来たが、表銀座には登ってなかった。大町線にのり、穂高駅あたりで、表に出っ張って見えたのが、常念岳でいつか登ってみたいと思っていたのが、やっと実現した。今回、何回も登った方も含め、8人の大パーティ―となり、楽しい山行になりました。
 初日の穂高のキャンプ場は着いた頃はまだ昼真っ盛りで暑く、今晩寝れるのかと心配したが、日が落ちるにつけ、やはり標高600mのおかげで風も出て、涼しくなり、長い夜を10時近くまで、御酒を飲みながら、労山のこと、50周年の編集のこと、色々久しぶりに語り合った。今晩は、テントも広く(5人用のテントで3人)、先月の小屋泊りと違いよく寝ることが出来ました。

  二日目から

本番。キャンプ場を5時に出発、6時前に中房温泉の登山口に到着。人の多い事。それも若い人の、圧倒される賑わい。聞くと、燕岳は、ものすごい人気の山とのこと。確かに道がしっかりして登りやすい。Sさんがしきりに昔に比べ、えらい登りやすくなったと。最初は急登が続く。そうこうしてるうちに、合戦小屋に到着。ここは1切れ800円のスイカが人気とのこと。一息ついて出発。しばらく上ると、燕山荘が見えた。あそこまで1時間位かかるかなと思いながらゆっくり登る。あっという間に山荘に着いた。
 ここで、山頂挑戦組は、すぐ出発。30分ほどで頂上に着いた。狭い頂上だ。どんどん登って来るので、見晴らしもそこそこに、すぐ下山。帰りは早かった。小屋に着き、昼食。今日は、大天井まで行くべく、12時に出発。予定では、3時間位だ。
 大天井岳ははるか先に見える。あそこまで、登ったり、下ったりの尾根歩きが続く。ここから、右手前方に槍、穂高が見える。北アルプスで屈指の眺望だ。遠く、立山、剱岳も見える。先月登った薬師岳、黒部五郎岳、三股蓮華も。大天井小屋に着くまで、天気が良かったのでよく見えた。普通午後になると、ガスって見えなくなるが、今日に限ってずっと見えた。ラッキーである。途中大下りがあったり、梯子の連続もあり、気が抜けないとこを下りて行く。最後に、大天井の登りにかかる。途中、槍への分岐を過ぎ、大天井への最後の登りにかかる。今日は暑かったので、熱中症気味の人も出て、最後ゆっくり登る。

 約50分位で、登りきることが出来た。小屋へ着いて、荷物を下ろし、元気組は、小屋から10分位の頂上へ。ばて組は小屋へ入る。もう8月も終わりなので、8人に部屋2つ、4畳×2に分かれて宿泊することに。今日泊まる、大天荘小屋は、小ぶりな小屋で、今日の宿泊客は、50人くらいとのこと。スペース的には、1人1畳で、夏山としては恵まれている。

      三日目は

大天井〜常念岳。朝から天気は良くなく、少し雨が降っている。雨具をつけて出発。ガスっていて、方向が良くわからない。慎重に進む。今日の行程は、しばらくあま

りアップダウンがなく、最後の横道岳を抜けると、常念小屋へ降りるだけのコースだ。常念小屋に9時着。荷物を小屋に預けて、頂上目指して出発。途中雨がきつくな

りつらい登り、ツズラ織のジグザク道を、大きい石が多く、目印の赤い矢印を追って登っていく。尾根に出ると、又次の頂上がずーと先に見える。まだかまだかとあえ

ぎながら登ること、1時間半やっと頂上に到着。風も冷たいので、写真を撮ると早々に下山。帰りも、石に気つけてゆっくり下りる。雨が降り続き、すっかり濡れてし

まった。12時前、無事小屋に戻ることが出来た。
四日目

 今日は、下りるだけ。疲れもたまってきたので、事故がなきよう、ゆっくり下りる。15分おき位に、ベンチがあり、親切だ。約1時間ほどで、沢筋に出て、小休

止。沢の水をのんだり食べ物を入れたり。そこから一ノ沢筋を下っていく。結構長い。もうまだかとくたびれた頃やっと登山口のヒエ平に着いた。長い山行もやっと終

わった。しばらく歩くと、迎えの車に会い、穂高のキャンプ場へ。車を乗り換えて温泉へ直行するが、まだやってなく2軒目の温泉にはいる。ひさしぶりに汗を流す。

後 地元名産の蕎麦を食し、高槻への高速道に乗った。

三日間、大きなけがもなく、無事下山することが出来、又楽しい山行になったこと感謝です。参加の皆さん、有難うございました。 文責  Kido

 
    中房温泉登山口
 
        合戦小屋
 
      ナナカマド
 
    燕山荘手前の登山道からの燕岳
 
  燕山荘の面前に槍が岳を望む
 
        燕岳山頂にて
 
        蛙岩付近を行く
 
   大下りの頭からの大天井岳
 
      切通し
 
  切通しにかかっている喜作レリーフ
 
    トウヤクリンドウ
 
       大天井岳
 
    大天井岳からの常念岳
 
    朝もやの大天井小屋
 
      横通岳のトラバース
 
     常念岳が目の前に
 
     常念岳山頂にて
 
       乗越から朝日を望む
 
一の沢は秋の装いが始まっていた     
 
       ヒエ平に到着