山陰のマッターホルン烏ヶ山(1448m)

                       2018年5月12日 天気晴れ

朝7時高槻駅前を2台の車で出発。新名神経由で蒜山インターから一般道へ。蒜山の山並みが良く見え、10時過ぎ奥大山駐車場に到着。新しい高速道ができ目的地まで時間短縮にはなるが、ジャンクションが複雑で慣れるまで大変。今日は、少し気温は高めではあるが、絶好の登山日和。

駐車場より舗装道路を15分程歩き 新小屋峠より登山道に入る.笹に覆われているところもあるが道はしっかり有り ブナの自然林の新緑の中を気持ちよく進む。尾根筋分かれの手前の急登を少し進み、休憩もなく1時間ほどで分岐着。



駐車場から烏ガ山の頭の先が!)


(新小屋峠より入る


(新緑のブナ)




(ブナ林の中を行く)

一息つき、南西方向に少し下りそこからは南峰までの急登になる。ミツバツツジやタムシバの花が所々で和ませてくれるが右方向は切り立っており気が抜けない。谷に少し残っている雪溪の上に烏ヶ山も眺められ山頂での眺望が楽しみになる。岩場の足元にはここ数日の間に蕾を膨らませたサンカヨウの群生もあった。ようやく南峰着。ここはキャンプ場からの登山コースの合流地点であるが現在は通行不可。この場所で残りの急登の緊張に備え休憩をとる。



(ショウジョウバカマ)


(サンカヨウ)


(イワカガミ)


(烏が山が見え心は踊る)


(谷筋には雪渓が残る)


(南峰の肩で休憩


(新小屋別れ


(南峰の肩より烏が山と大山)


(烏が山と大山


(崩れた南峰を登る)

この南峰付近から山頂までは崩落箇所の跡が有り今にも崩れそうな所もある。両サイドは切り立った崖。足元の安定している所を慎重に選びながら山頂着。
 山頂には巨岩があり私たちグループの男性3人は早々に岩のてっぺんに立ちとても嬉しそう。Hさんは52年前からの願いが叶ったそうで、納得。今日は天気もよく大山南壁の雄大な姿もしっかり望めた。岩陰で昼食。周りにはイワナシがあちらこちらで花を咲かせていた。下山開始前、巨岩の上に上がりたい気持ちもあったのでトライしてみたがやはり足がすくみ私は途中までとなった。垂直に近いような岩場では下りはストックが邪魔になるのでリュックに収め下山開始。



(岩を慎重に登る)


(烏が山山頂)


振り返れば烏が山山頂
名残惜しいが



(清楚なタムシバ)



(タムシバ)

足元は慎重になるが、心拍数はさほどあがらない。余裕が出来たのか、上からの眺めで視界が広がるからのか、朝には気付かなかった今にも咲きそうなタムシバ、オオカメノキの花を沢山見ることができた。立派な枝ぶりを見せるブナの大木も樹林帯の中に所々有り気持ちよい下山となった。



(ヤマザクラ)


(オオカメノキ


(慎重に下る)


(新小屋峠に下る)


(烏が山)

今回の山行はテント泊で、翌日大山の外輪山縦走予定。午前中は小雨程度と期待していたが夜半からかなりの雨。早々にテントを片付け大山寺と阿弥陀堂を見学。湯原温泉で汗を流し 帰阪。H女史、ラーメン準備や他に色々なお気遣い、Hさん、帰宅後の濡れたテント整理、ありがとうございました。                                   記録 K.Fujii

(コース)
奥大山
P10:24 登山口10:38 尾根筋別れ11:22 南峰分岐12:10  烏ヶ山着12:36 山頂発13:16 尾根筋別れ14:18 登山口15:00 奥大山P15:14        (メンバー)会員7名 他一名