10月里山ハイク地蔵山(947.6m)〜愛宕山 2017.10.27
地蔵山は京都市内からは愛宕の陰になり見えませんが、ポンポン山からは愛宕山の後ろに、どっしりと控えた山容を見ることができ、一度しか登ったことがありませんが身近な山です。
八木駅を降り立つと、朝霧で空はどんよりしていましたが、バスが集落を走り盆地を抜けると、突然青空に変わり、今更ながら盆地の気候を実感しました。
越畑集落の登山口から5分も行くとシシよけの柵があり、そこをくぐり、更に広い道を10分位北東方向に進むむと「地蔵山方面」の標識が立ち、道は細い山道となっていました。16分で芦見峠。付近は倒れた木が散乱し、くたびれたアカマツ林がありました。北に行くと三頭山(ミツズコ)ですが、地蔵は南で、尾根は広くゆったりとしています。ゆっくりと歩いてもらいました。
上に行くにつれ植生はアセビが多くなってきました。ピーク手前付近に金網ネットが張り巡らされ、一部切られていました。このあたりが電波反射板跡地でしょうか。ネットの中はアセビばかりです。ネットの裏に回ると西向宝庫地蔵尊がぽつんと立っており、そこを後に、アセビのトンネルをくぐるとすぐに地蔵山です。頂上広場の中央にケルン状に積まれた小石の隅に一等三角点がありました。
地蔵からの下りの一部に網ネットが張られていましたが、あまり効果のほどは見うけられません。鹿害がひどく植生が単相になり、どこの山もアセビ山になってしまうのでしょうか。917mピークに立つ電波反射板を過ぎると展望が開け竜ヶ岳方面がみえました。起伏の小さい広い尾根を下っていくと樒原分岐で広い登山道となっていました。
愛宕に近づくにつれ、台風21号により、大きなヒノキや杉が根っこごとえぐられ、神社から水尾別れまでの表参道には引きちぎられたヒノキの枝や木が道せましと散乱し、ひどい荒れ様でした。荒神峠から米買い道・落合橋に下る予定でしたが、出会った登山者の方が、そこは荒れて非常に歩きにくくお勧めできないという事だったので、素直に従い、ツツジの尾根を下りました。(記Sasaki)
〔コース〕
JR高槻(7:18)― 京都(7:35・JR嵯峨野線)―(8:05)八木(8:25の京阪京都交通バス=神吉・原行き)−(9:00)越畑(9:10)−芦見峠(9:58)―地蔵山(11:30〜12:00)−樒原分岐(12:37)―愛宕山―水尾別れ −荒神峠(14:26)−(ツツジ尾根)−JR保津峡駅(15:22)−高槻
〔歩行距離〕約12km 〔参加者〕他2名