◆コース:福井県側登山口駐車場10:15→夜叉ヶ池12:05→1230mピーク13:05→三周ヶ岳14:00→夜叉ヶ池15:30→福井県側登山口駐車場16:55
◆所要時間:6時間40分 ◆歩行時間:5時間35分
福井と岐阜の県境に位置する、雨乞いの為に龍神に嫁いだとされる伝説のある夜叉ヶ池と、そこから伸びる尾根筋先端に位置する三周ヶ岳への山行である。
チャーターバスで高槻からほぼ3時間で福井県側の登山口駐車場に到着。駐車場の入口には神木の様な大きな桂の木がありその下で準備を整え10:15にスタートした。登山口に面した橋を渡ると道はすぐに急な登りになるがしばらくすると穏やかな登りになる。道は川の左岸を伝って続くが20分程で左手に夜叉滝を見る。更に10程分程行くと今度はトチの木の巨木が迎えてくれる。このコースにはこの外にも巨木が見立ち広葉樹の美しい森を形成している。
池まで1500mの標識地点で一端休憩をとった。標識はこの後、池まで1000m、500mと続き、最後の池まで200mを通過ししばらくすると木道が現れすぐに夜叉ヶ池に着いた。池に面して木道とデッキがある。デッキのある所以外は樹木が湖面まで多いつくし青み色の澄んだ水とで幻想的な雰囲気を醸し出している。
デッキの端から足を垂らすように腰かけ昼食休憩。経験者から三周ヶ岳への道は藪漕ぎがつづくとの説明があり3名はここで離脱する事になった。慌しく食事を済ませ12:30には出発。3〜4分で岐阜県側からのルートとの鞍部に達した。この付近には花が多く多数の高山性のアザミやニッコウキスゲが咲いている。
ここからが尾根歩きになるが、けっこうな難所で笹−藪−笹−藪−笹の典型的な笹藪こぎの連続、また岐阜県側は切立っている所が多く所々に岩稜部分もあり細心の注意が必要な所である。20分程の藪漕ぎでまずは1230mのピーク地点に到達。下山予定時間の関係もあり、ここで遅れ気味の2名を含む4名が離脱、残り11名で三周ヶ岳を目指す事となった。ここからも今までと同様に強烈な藪漕ぎ、水泳の平泳ぎのように手で藪を掻き分けながらの行軍であった。ようよう30分強で三周ヶ岳頂上に達した。遠くは霞んで見えなかったが展望は良い。ここには一等三角点があるにもかかわらず標識が一つもないのが残念であった。
三周ヶ岳(1292m) 一等三角点 |