岩谷峠

                       高島トレイル三国岳959.1m) 2017.11.06

朽木古谷の郵便ポストを過ぎ、針畑川にかかっている橋のすぐ横の空き地に車を止めたところが三国岳登山口になっていました。しばらく山裾についている保谷林道を35分ばかり行って、大きなトチノ木が立っているところで林道を離れ沢に沿って歩きました。出会いで南に延びる左の沢を200mくらい進んでから尾根に取りつきました。

尾根には風雪に耐えたユニークな姿をした木や「般若心経・延命地蔵経」と書かれた江戸時代の石碑が立っていました。石碑から5分もすると高島トレイルの標識が立っている岩谷峠です。

歩きにくい稜線を70分くらい行くと経が岳と三国岳の分岐で、経が岳方面の道をふさぐように大きなブナが倒れていました。201411月に、経が岳に登った時は健在だったのに。分岐から34分で三国岳に到着。

昼食後、元来た道を引き返すが、山道は行きと帰りで様相が違う。ピーク941mへ続く尾根入口は稜線が広く崩れているのでわかりにくい所で、岩谷峠と三国岳の分岐を示す小さな標識が立っていました。その標識のすぐ横の小さなピークに立つと百里方面の山並みが見えました。「行き、ここで、この景色を見たね」と皆で確認しました。山はひたすら歩くのではなく時々、展望を楽しみながら行くことが大切だと実感しました。

岩谷峠手前のピーク683mにつながる長い尾根を下りました。ここから先頭を歩きましたが、またもやコース間違いをしてしまいました。標高600m付近で尾根が3方向に分かれる場所が特定できず、真ん中の東北東方角の尾根を行くべきところ大きく見えた東南東方向の尾根に入ってしまいました。途中でM氏が左手の尾根の方向と大きさから道が違ったことに気づきました。この時点で先頭を歩いて疲れたのでN氏に交代してもらいました。このまま下っても大差ないということで引き返さずにこの尾根を下り無事林道に出ました。

山の中では見えづらかったのですが林道からは最初予定していた尾根がはっきりと見えました。尾根分岐に来た時にコンパスで方向を取ればよいと考えていたのですが、そんなに簡単なことではなかったです。M氏は常に周囲の尾根の大きさと方向を見ながら歩いているので、早く、コース間違いに気づくようです。私にはその余裕がなく走っている尾根の形態をつかむことが今一つできません。

今回は久し振りに山らしい山に登ったと思えました。また、オオウラジロの実をたくさん山から頂き、帰ってから焼酎付けにしました。他の人はクリタケも頂き、おいしかったようです。  (記・Sasaki)

    登山口                 保谷林道を行く                大きなトチの木(分岐)        沢に入る
                                                  ユニークな木       延命地蔵の石碑
                   
    経が岳と三国岳分岐           三国岳山頂                ピーク683m            登山口に戻る

〔コース〕

登山口(8:48)−保谷林道を離れる(9:23)−岩谷峠(10:44)−経が岳との分岐(11:57 

―三国岳(12:0112:33)−683m(14:00)−660m(14:21)−林道に下りる(15:00

―スタート地点に戻る(15:26

〔標高差〕510m          〔メンバー〕他4