ブンゲン(射能山)―奥伊吹スキー場奥・滋賀・岐阜県境の山―2017.7.17

奥伊吹スキー場・ロッジ横西端の草むらからピーク820mの裾を巻き、小さな谷を渡り尾根に取りついた。(標高750m)この山域には熊が生息しているので、滅多につけない鈴をつけて歩く。先頭を歩いていたリーダーが「おっ」と小さな声を上げ暫く立ち止まるので何事かと思ったら、「今熊と出会った。目を合わせるも熊は去っていった」との事。何度か熊と出会っているM氏はいたって冷静な反応。

尾根は花芽を付けたばかりのたくさんのコアジサイ、シロモジ・ミズナラ、ブナなどの自然林で覆われ、しっかりとした林床が広がっている。方向が南東方向に変わるとさらに晴らしいブナ林が姿を現した。しかし自然豊かな尾根歩きも1000mを超すにつれ笹藪が尋常ではなくなり、しかも、先日の雨で露払いをしながら進むので全身びしょ濡れで、ザックは木々に引っかかり、首を曲げながら歩くので気分が悪くなり体力消耗。休むにも休む場所がなくとにかく前進し、笹藪を抜け小さな広場に飛び出た。そこがブンゲン山頂だった。以前冬に登った時には気持ちの良い尾根歩きで山頂からは伊吹はもちろん白山、乗鞍、御岳など素晴らしい眺望だったが今日は曇り空で残念。

下山はスキー場方向。その道は往路とは一転。ササが刈り取られ登山道が整備してある。なんと歩きやすいことか。ゲレンデを下ってスキー場ロッジに無事到着。昔ながらの山の姿をとどめている素晴らしい山でした。

    スキー場横から                      尾根取りつき                        ブナ林
    ササが出現                     ブンゲン山頂・中央の小さな穴が登山道      1225.7mとあるが地図では1259.7mと表記
     ブンゲン山頂                     スキー場側の登山道                  スキー場ゲレンデを下る























































☆コース  奥伊吹スキー場(9:10) − ブンゲン山頂(11:17〜11:52) − スキー場・ゲレンデ上部(12:20) −下山・ ロッジ横(13:07)

☆メンバー 4名