白馬岳 201683 - 4日)

           

メンバー:単独

83      ■曇り ■行程:白馬駅5:55=猿倉[1230] 6:20→白馬尻小屋7:20→大雪渓入口8:00→大雪渓出口9:15→白馬岳頂上宿舎11:50→白馬山荘[2840] 12:20

84      ■快晴 ■行程:白馬山荘5:20→白馬岳[2932] 5:35→小蓮華山[2766] 6:50→白馬大池山荘8:15→栂池自然園[1830] 11:00=栂池高原=白馬=松本=名古屋=京都=摂津富田20:00

距離:16km 標高差:1730m

憧れの白馬大雪渓を登って白馬岳[2932m]を目指しました。前日宿舎のテレビで大雨による避難指示が長野県の数か所に出ている事を知り、心配しまたが、翌朝は雨が上がっていました。猿倉へ向かう朝一番のバスは、登山客で満員。猿倉で登山届を出し、指導員から登山に対する注意事項を聞き、出発。前回、槍ヶ岳では登りでかなりへばったので、今回は、前を行く大きな荷物を担いだテント泊と見受けられるグループの後に付いてゆっくり大雪渓まで登りました。6本歯のアイゼンを付けて、大雪渓へ。ルートには雪に着色がされているので、ルートを外す心配はないし、アイゼンもシッカリ効いて快適に登る事が出来ました。1ヶ所ルート上に危険なクレバスがあるようで、指導員が迂回路を丁寧に教えてくれたり、大雪渓を抜けて急登の途中にお花畑が広がっているところ(葱平?)でも、指導員が高山植物について詳しく説明してくれたりと、すごくサービスが良いのにビックリしました。急登を休み休み登りきり、白馬山荘に到着しました。休憩後、白馬岳まで登りましたが、ガスで展望は得られませんでした。部屋は6人部屋に、個人登山者が4名、登山の話をしたり、山荘前の広場から近くの杓子岳や旭岳を眺めて、夕食までの長い時間を潰しました。夕食には、時間前に行ったにもかかわらず、既に長蛇の行列で、しかも後から後から前の方に割り込んで行きます。自分のグループの誰かがいたら前に行っても良いのか?おかげで、30分以上並んでいました。

翌日は、快晴でした。残念ながら、東の低い空に雲があり、鮮やかなご来光は、拝めませんでした。素早く朝食を済ませて、白馬岳へ登山開始。山頂からは、剣・立山やこれから向かう小蓮華、遠く富山湾や浅間山等々360度のパノラマを満喫しました。気持ちの良い稜線を小蓮華山を経由して白馬大池まで下りました。お花畑も綺麗でしたが、途中2組の雷鳥親子(白馬乗鞍を過ぎたあたりでもう1組)が出迎えてくれて大満足でした。白馬大池で軽い食事をして、白馬乗鞍を経由して栂池自然園へ下りました。天狗原までは、ゴロゴロの岩を伝わって登ったり、急な岩場を下ったりと結構厳しいコースでした。栂池自然園からは、ロープウェイとゴンドラで栂池高原へ下り、ゴンドラ駅近くの温泉で汗を流し、帰路へつきました。

 
 (大雪渓を見下ろす)
 
    (白馬山荘からのご来光)
 
     (杓子・白馬鑓・鹿島槍の山々)
 
       (雷鳥の親子)

〔感想〕 私は、体力を付けて速く登る事を目標の一つにしていますが、山小屋で同室だった岐阜の76歳の男性は、「白馬尻小屋・白馬山荘・白馬大池山荘と3泊して、ゆっくり山を楽しみます。」との事。白馬乗鞍からの下りで出会ったご高齢の2人組のご婦人は、「私たちは、コースタイムの2倍をかけて歩き、山を2倍楽しみます。」と冗談のように言われました。体力を付けて速く登る事が、悪い事とは決して思いはしないが、反面、「そんなに急いでどうなの?もっとゆっくり山を楽しんだら?」とどこかで思っている事も確かです。このバランスをどうとっていくのか?今後の課題にしたいと思いました。さしあたって、灯油ストーブを修理して、ビスケットの昼食→うどん・ラーメンに改善するか?

〔お得情報〕 @勤労者山岳会の会員証で白馬山荘は500円引きでした。Aモンベルの会員証?(私は会員でない)で栂池高原の「栂の湯」は200円引き、ロープウェイとゴンドラの乗車券では100円引きでした。