40年ぶりの北アルプスは、天候に恵まれ大満足でした。予想より、雪と人が少なかったです。アイゼンは1回も付けずでした。帰りの電車で、早速次はどこがいいか?考えました。登った事がない北岳?槍から見た雄大な穂高の山々?雲の平も良いらしい?‥と楽しい悩み事です。
事後談:温泉に入って首がヒリヒリすると感じていましたが、日焼けで首の皮が剥がれました。大量の汗をかいたにもかかわらず、体重は+1kgでした。70kgへの道のりは遠いです。
朝焼けの 槍ヶ岳 |
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槍ヶ岳〜燕岳(2016年7月19 - 21日)
Fujita記
メンバー:単独
メンバー:単独
7月18日 新大阪23:09発「さわやか信州号」上高地5:30着(翌朝)
7月19日 ■快晴 ■行程:上高地5:30(朝飯)→横尾8:00→槍沢ロッジ9:45→殺生ヒュッテ14:40
7月20日 ■快晴 ■行程:殺生ヒュッテ6:15→槍ヶ岳[3180]7:10→水俣乗越10:30→ヒュッテ西岳12:00→大天井ヒュッテ15:00
7月21日 ■晴れ→曇り ■行程:大天井ヒュッテ5:50→燕山荘9:30→燕岳[2763]→燕山荘10:00→合戦小屋10:45→中房温泉12:40着 14:00発=穂高=松本=名古屋=京都=摂津富田19:50着
歩行距離:35km 標高差:1730m
北アルプスを40年ぶりに目指す事にしました。7月18日深夜発の「さわやか信州号」で5:30に上高地に到着です。3列フルリクライニングシートでぐっすり眠れました。早速、奥穂高の雄姿が目に飛び込んできました。快晴の中、「歩き出しはゆっくり」と心の中でとなえても、どうしても歩くのが速くなってしまい、予定より1時間早く槍沢ロッジに到着です。ロッジの広場の望遠鏡で槍ヶ岳の穂先を見たり、軽い昼食を取ったりした後、槍沢を登って行くのですが、大曲では早くも息が上がり、足も重くなってきました。天狗原への分岐から殺生ヒュッテまでの急登はとてもしんどいものでした。山小屋には、年配の単独登山者(私を含め)が4名、年配のカップルが1組、アメリカと英国からの若手のカップルが2組の10名が宿泊でした。若者達は、槍ヶ岳山荘まで行ったようです。小屋はとても寒く、消灯(8時)まで食堂のストーブを囲み、山の話で盛り上がりました。
翌朝も快晴、槍ヶ岳が朝焼けで燃えているようでした(写真を添付していますが、ガラケーのカメラでは感動が伝わりません)。急登を登り、槍ヶ岳山荘にリュックを置いて、ヘルメットをかぶり、槍の頂上を目指します。岩場と梯子を上って頂上に到着。雲が一つもなく、360度山々が見渡せます。しかも、頂上は私を含めて3名だけ、年配のカップルが下った後、しばらくは頂上を一人占めでした。頂上から南を撮った写真を添付します。前穂高のギザギザの左奥に南アルプスの山々が、その左の更に奥に富士山がはっきり見えました。写真でははっきりしないので、拡大しました。頂上で30分以上、雄大な景色を堪能し、槍ヶ岳山荘へ下りました。そこから、東鎌尾根を水俣乗越へ下り、西岳ヒュッテへの急登を登り、西岳や赤岩岳をパスして、大天井ヒュッテへやっとの思いで到着。「表銀座」と称されているので、もっと歩き易い道なのかと想像していましたが、道は結構険しくスリル満点でした。登山者が少ないのにもチョットビックリです。計画では、大天荘まで行く予定でしたが、そんな元気もなく大天井ヒュッテに泊まりました。「本日の夕食はトンカツ」の張り紙に惹かれたのかも?大天井ヒュッテにはこの日、12名の宿泊でした。
翌朝は、大天井ヒュッテの親父さんの薦めに従い、4:50に牛首展望所まで登り、「満月が朝焼けの槍ヶ岳に沈む」(予定)写真を撮りました。槍ヶ岳と満月はバッチリ?ですが、残念ながら東の空が曇っているのか?朝焼けは見られませんでした。大天井岳に登るのはパスして燕岳へ向かいました。この日は、前の2日に比べればアップ・ダウンがそんなに無く、暑さもそれ程でなく、北鎌尾根と槍ヶ岳を時々見ながら快適に歩けました。燕山荘に荷物を置いて、大急ぎで燕岳を目指します。しかし、頂上はあいにくガスの中、展望は得られませんでした。大急ぎで引き返し、中房温泉へ下りました。大天井岳をパスしたおかげで、バスの時間まで1時間20分。ゆっくり3日間の汗を温泉で流し、着替えをしてさっぱりとして帰路につきました。