魚谷山・貴船山

1.行程(ランクB

高槻(7:46) =京都(7:598:07)=北大路 (8:209:00)=岩屋橋「306(9:25着、9:25出発) →2.6K小梅谷出合「447(10:05)(5)2.1K魚谷峠「750 (11:00)(10) 0.7K魚谷山816m (11:25-11:55食事)→0.2K柳谷峠「770(12:00)1.1K林道出合(12:35)(5)  →0.7K滝谷峠「682 (13:10)(10)1.7K貴船山分岐「680(13:45)0.3K貴船山716m (13:50-13:55)0.5K貴船山三角点700m(14:10-14:15)0.6K尾根コース取付き(14:30)(5)1.5K二ノ瀬分岐(15:00)(10)2.0K二ノ瀬駅「170(15:45到着、15.55)JR高槻

 歩行距離 14.0K 標高差 510m+α 所要時間 6:20 (歩行4:55) 参加者 有志7名  天候 晴れ後曇り

2.概況

北大路バス停に8時20分に集合するも、もくもく号に乗車できず、代車のタクシー2台に7名が分乗、岩屋橋にて下車した。これだけ乗って、一人当たり500円は有難い。930分、左手に谷を見て、祖父谷林道を30分ほど登り、小梅谷出合に到着、ここで体温調整。気温は23度なのに、何匹もの黒い虫が、高速で視界を飛び交うため、清涼感どころか陰気な山行の予感がする。橋を渡り、今度は右手に谷を見て林道を進むこと1時間で魚谷峠に到着。高度が上がり、気がつけば不快な虫もいなくなった。峠はT字の三叉路で、魚谷山に合わせたコンパスに従い林道を右折するつもりであったが、登山道は、林道ではなく、正面の尾根を登るように示してある。納得できないが、赤いテープに従って歩くこと20分ほどで、魚谷山に登頂。登山ではなく林道散歩のような印象である。展望はないが、初夏の鮮やかな緑につつまれて、清々しい気分だ。ここで30分ほどランチ、熱いコーヒーで心豊かな時間を過ごす。12時、柳谷峠に向けて出発。北山特有の林床地帯が続く。谷筋を囲む雑木の新緑が、木漏れ日に照らされ美しい。踏み跡はやがて渓谷と交わり、苔むした岩場を慎重に下って行く。3本丸木橋を渡って、林道出合に1240分到着。右手の沢筋か山道か判別できない道を沢通しに登ると滝谷峠だ。20名ほどのハイキングパーティー出合う。「きたろうハイキングクラブ」さんだ。老若男女和気あいあいで羨ましい。ここから先は、標識に従い定番の二ノ瀬ユリ道を歩き、予定時間通りに貴船山から二ノ瀬駅に抜けた。

3.所感

北山もヒルシーズン到来である。

今回の山行に備えて、事前にヒル対策をしていたのはUさんのみだった。Uさんはモンベルのサハラキャップの日除け布で、両耳から肩を完全防御していた。自信に満ちたその笑顔は、シンガポールを陥落した日本陸軍自転車部隊の雄姿を連想させた。デザイン的にも格好いいので、私もすっかりサハラキャップを購入する気になっていた。

ところが下山早々、首筋を鮮血が流れていることに気付く。早い段階から、頸動脈をヒルに寄生されていたにも関わらず、日除け布のせいで、誰も気付かなかったようだ。私がサハラキャップの購入を見合わせたことは、いうまでもない。当座は「ヒル下がりのジョニー(ヒル除けクリーム)」に頼るより他ないようだ。

「きたろうハイキングクラブ」さんには、年齢構成も理想的で、多様性を認める風土、組織体としての「度量」のようなものの存在を感じた。同クラブからは、学ぶべき点が多いであろう。

                           以上