2016.4.23

堂満岳

 

1.行程(ランクC

JR高槻 (8:01)=堅田(8:35,8:44) =比良「90(8:589:10) = <バス> =比良イン谷口「250(9:209:30出発) →1.2Kノタノホリ「440 (10:10)(5)1.4K尾根取付「730(11:05)(5) 1.1K堂満岳1057m (12:10-12:30昼食)(10) 1.3K金糞峠 「880(13:45)(5)1.2K青ガレ(14:30) 0.8K大山口「390(14:50)(5)1.1KHイン谷口「250(15:15到着、15:25)=<バス>JR比良「90(15:33)

                            

歩行距離 8.1Km、 標高差  810m、 所要時間 5:35(歩行時間 4:25)参加者 5名  天候 晴のち曇り

 

2.概況

 紅一点のA女史を含め、ハイキング部としてはいつもより少ない5名で、JR湖西線比良駅から江若交通バスで比良イン谷口に到着。各自準備体操の後、登り始める。桜のコバ(Nリーダーから昔は桜があったのでは?)を経由し、シーズン中は賑やうであろう別荘が点在している地点を過ぎるあたりから山道に入る。谷筋をしばらく行くと、40分程でノタノホリに到着。小休止。暑いので、体温調整のため半袖になる。ここは、ホリというより池か沼といったほうが相応しく、モリアオガエルが生息しているとのこと。後に鳴き声らしきものは聞こえたが、姿は確認できなかった。しばらく歩くと、岩の合間を流れる小さな沢の登り道に。リーダーから滑りやすいので注意との指示を受け、慎重に登る。ここを過ぎたあたりから結構登りもきつくなってくる。尾根取付で小休止。半袖でいても汗が噴き出てくる。A女史からいただいた半冷凍のパイナップルが最高に美味しい。このおやつタイムも山行きの楽しみのひとつになっている。しばらく行くと、たむしば、シャクナゲ(リーダー曰く例年より早いらしい)、イワカガミが咲いており、どれも目を和ませてくれた。山頂直下の急坂の手前で小休止。まだ、メインのイワウチワにはお目にかかっていない。ここで、イワカガミの群生に足を踏み入れてしまいA女史からお叱りを受け、自身の配慮不足に反省しきり。ここから山頂までの急坂は正直きつく、途中ロープなどがかけてあるが、O氏よりロープに頼らない方がよいと言われ、踏ん張って自分の足で歩く。途中メインのイワウチワにお目にかかったが、山頂に群生しているとのことで、ゆっくり見ずに登った。ようやく堂満岳山頂(1057m)にたどり着く。ここで昼食。山頂はあまり広くないが、景色は琵琶湖が一望でき、なかなかである。ただ、春霞がかかっており、はっきり見えなかったのが少し残念であった。山頂で飲むK氏の入れてくれるコーヒーは格別であり、これもまた、山行きの楽しみのひとつとなっている。記念撮影の後、下山。ここから金糞峠まではメインのイワウチワの群生があちこちに見られ、可憐な薄紅色の花と名前の通り団扇に似た葉が印象的である。花に見とれつつ、しかしながら結構な下り坂であったためか、A女史、O氏と立て続けに足の痙攣にみまわれ、治療がてら暫しの休憩をとる。堂満岳の奇岩を横目に進み、金糞峠(かなくそとうげ)で小休止。ここから青ガレまでの道は、文字どおりガレ場の険しい急坂で、落石をしないようにとリーダーからの注意があり慎重に下るが、何度か滑りそうになり危険だった。そこから大山口までは、川沿いのなだらかな雑木林の新緑道で、途中、山桜も見られ心が和んだ。大山口で最後の小休止をとり、比良イン谷口に到着。バスでJR比良駅へ。帰路につく。

 ノタノホリ                         堂満岳                           奇岩               イワウチワ


 







































※イワウチワ:イワウメ科の常緑多年草。本州の特産で山地の半日陰地に群生する。根茎は横にのび,葉は根出し,腎円形で厚く,つやがあり,縁には波状の鋸歯(きょし)がある。春,1020cmの花茎を出し頂に花が一つつく。花言葉は「春の使者・適応力」。

3.所感

 腰痛のため今回の参加を前日のギリギリまで迷っていたが、参加してみて腰痛も吹き飛ぶくらいの感動がありよかった。初めてみた「イワウチワ」「イワカガミ」の清楚でいて可憐な美しさや「シャクナゲ」「たむしば」の雄大な紅白のコントラスト。今まで関心がほとんどなかった植物に対する興味が湧いてくる自分に不思議な感動を覚えた。高槻労山に入って本当によかった。恒例の反省会も自身初の1000メートル超え登山達成のお祝いも兼ねてやっていただき(ただ、飲みたかっただけかも?)感謝感激です。(A.Nakai記)