山科疎水〜大文字山〜インクラインお花見H その1

★今回は2つのコースで山行し、合流しました

42日(土) 天候:晴れ ランクA                

・参加者14(@コース)12

      (Aコース)2

・@コース行程:JR高槻発8:01=JR山科8:20, 8:35〜登山口9:12, 9:20〜七福思案処9:42〜合流点(標識NO.45)1048〜大文字山頂(466m)10:55,11:05〜大文字火床11:20(昼食〜11:55)〜法然院12:25〜哲学の道12:40〜南禅寺13:15〜インクライン13:37〜お花見16:46〜地下鉄蹴上駅1655

歩行距離 9.7K  標高差 406m  歩行時間 約4:10

 

今回は毘沙門堂を経由せず、山科駅を出て右に線路沿いに歩きトンネルをくぐる。

住宅街を抜けて5分、山科疎水に突き当る。疎水に沿って、西へ御陵(みささぎ)天智天皇陵方向です。ここは東山ジョギングコースにもなっていてランナーにどんどん抜かされる。桜やタムシバを楽しみながら、ゆっくりと進むと赤い欄干の橋が見えてくる。橋を渡ってしばらく行くと疎水がトンネルに入る手前の広場に登山口の小道がある。地下鉄御陵駅への分岐点で、山科駅から徒歩40分。トイレを済まし準備体操後、スタートする。5分程登ると左に池(ダム?)が見えてきた。石がゴロゴロしていて少し歩きづらい。しばらく行くと歩きやすい道になる。変電所を通り過ぎ、9:42「七福思案処」に到着。偶然F氏の「愛宕山の知人」に逢う。御年84歳。愛宕はチョットきついから、最近は東山に登っているとのこと。感心する。

「京都一周トレイル」の整備されたルートに入る。ここからは標識通りに進み、やがて山科方面の眺望が開ける。よく踏まれたコースを、衣服調整をしながら、直進する。この先、右へ入る道は林道に続き、後山階陵から毘沙門堂門跡を経てJR「山科」駅へ出ることができる。標識「No.43-2」で尾根道を右折して下り、10:332回目の小休憩。標識「No.44-2」合流点の分岐で左折、標識「No.45」で京都トレイルコースと別れ、直進の坂を登り西へ向かうと、大文字山(465.46m)の山頂、三角点に10:55到着。南に山科盆地、西には京都盆地が眺められ絶好の展望です。 気の早いU氏が弁当を出した。昼食はこの先の「火床」ですよー。11:20京都五山の送り火「大文字火床」で昼食をとっていると、今年もトンビが悠々と輪を描いて飛んでいた。のんびりと京都市内を見下ろし、暫くこの光景に浸っていたかった。

ここからは法然院に下山していくのだが、長い階段を下りていく途中に火床の「大の字」の中央部分がある。そこに「弘法大師さん」の祠がある。小さく手を合わせる。石段を注意しながら下りていると、ここでやっとN氏と出会えた。「健康診断」が長引いたそうだ。今から楽しいお散歩と花見が待っておりますよ。

「観察の森」という、森と文化財の保護区域の中を抜けていく。雰囲気の良いところだ。25分程かけて法然院に着く。法然院は何といっても「山門」が素晴らしい。あの額縁効果、私は特に秋の紅葉が好きだ。春は「椿」が有名らしい。墓所の谷崎潤一郎夫妻の「紅しだれ桜」もきれい。哲学の道から南禅寺へ。満開の桜と多くの人で歩みがぐっと遅くなる。「にゃくおうじばし」で「若王子神社」の読み方を初めて知った。永観堂の前を通り、AコースのSさん・Uさんと合流しお花見会場の「インクライン」に13:45到着する。こんな楽しい宴会は久々だった。ドイツ人のイケメン君の飛び入りやらで予定時間を大分オーバーしてしまった。歩荷訓練を兼ねて重い飲み物を背負って来てくれたF氏、皆さん、楽しい時間をありがとう。

                                 S.U記


山科疎水〜南禅寺〜インクラインお花見ハイキング その2

諸般の事情により、私にとっては久しぶりのハイキング参加となった。今回初の試みで山科疎水〜大文字山〜法然院下山コースと、大文字山には登らない表題のコースが用意されており、私は初めて歩く裾野お散歩コースに参加した。高槻出発も2時間以上の時差をつけ、二手のコースに分かれ、最終目的は南禅寺あたりで合流しインクラインでのお花見である。

JR山科駅を1045Uさんと二人で出発した。山科疎水沿いの道は、ときおりハイサギが下り立ち、八分咲きの桜並木を、のんびりおしゃべりしながら歩く。地下鉄御陵駅方面への分岐からようやく山の道に入る。途中知り合いになった中年ご夫妻に「思案処って何にもないですよ」と言われたが「山行計画書では、思案処で昼食になっているのでそこへ行きます」と別れを告げる。

地形図とコンパスで方向を確認しながら歩く。15分ほど歩くと開けた場所に到着した。標識は何もない。しかも、道と受け取れなくもない道がいくつもある。ここが思案処か?とも思ったが、それにしては時間が合わない。コンパスを北北西に合わせて慎重に進む。きれいに踏まれた道を歩いていると後ろから女性が1人歩いてこられた。この道は思案処へ行くかを尋ねたところ、思案処は知らないが南禅寺方面には行くらしい。登りの道が終わる頃、突然送電線や地形図で発電所等の記号のある場所が現れた。展望が開け、思案処での昼食のことも忘れて、思わずここで昼食にしようかと思ったほどであった。この道はきれいな道ではあるが、計画書で予定されていた道ではないことに気づく。まもなく、思案処に到着し昼食となった。あちこちの方面からハイキング客が集まってきて、賑やかになってきた。京都トレイルの標識もあり、トレランの方も見受けられた。ゆっくりと昼食を摂って南禅寺方面へとやや急な道を下った。

大文字山登山組とも無事連絡が取れ、三々五々集まってきたメンバーとインクラインを歩いて花見会場へ。N氏やH氏がブルーシートを敷いて場所取りをしてくれていた。まもなく、近辺でビールを買出しに行った男性会員も戻ってきて、楽しい宴会が始まった。

いつも笑い声があふれているハイキング山行が、この日は特にインクラインの満開の桜にも負けない笑顔が見られた。最後は、F氏の一本締めで締めくくった。たまには、このような企画も楽しくていいなぁ。                           M.S記                   

                                                 【行程】

JR高槻駅発1016==1035JR山科1045・・・1135御陵通過・・・1141山道に入る・・・1155開けたところ、分岐あり・・・送電線・発電所等・・・1215思案処<昼食>1240・・・1300南禅寺到着・・・インクライン移動・・・お花見終了1646                            A.U記

   

















   山科疎水の桜                思案処                火床より京都市内          火床を下る

      法然院                             哲学の路                にゃくおうじ                       南禅寺    






































    水路閣                    インクラインにて花見