後立山縦走(鹿島槍、五竜、唐松)
行程
〔8月6日〕
JR信濃大町5:30発 扇沢6:10 同6:30出発 柏新道11:00御池山荘 12:40
〔8月7日〕
6:00出発 鹿島槍南峰8:15、同北峰9:15キレット小屋11:15
〔8月8日〕
5:30出発ー 五竜岳10:00ー五竜山荘11:40ー唐松山荘15:40
〔8月9日〕
6:00 唐松岳.唐松山荘6:30ー八方池山荘、リフト乗り場9:00ーロープウエイ乗り場
前日の朝、京都を立ち、直行列車で松本経由、14時過ぎ、信濃大町に着く。車窓から、今回登る後立山連峰がよく見えた。駅前の民宿に泊まる。
〔一日目〕
5時過ぎ宿を出て、駅前のバス乗り場へ。既に1人来ていた。今日の予定を聞くと、キレット小屋迄行くとのこと。荷物がコンパクトなので、聞くと、8kに抑えたとのこと。こちらは、皆12k。こらあかんと思ったものの、今更どうしようもない。
八つ峰キレットへかかる前に、何とか、荷重を10k以下に落とさねばと思うが...
柏原新道にかかる。高度が1500m近くあるので、涼しいので、歩きやすい。 やはり平地とは大分違う。高度が上るにつれ、しんどくなる。樹林帯を過ぎると、小屋が見えた。見えてから、なかなか遠い。御池小屋で休憩、昼食をとる。
小屋を出て、爺が岳の登りにかかる。この山は南峰、中央峰、北峰とあり、左手に立山連峰がよく見える。しばらくすると今夜泊まる、冷池山荘に到着。
山荘前の見晴台からは、180度のパノラマ。今まで登った山を探す。
〔二日目〕
今日は鹿島槍を越えて、八つ峰キレットを越えてキレット小屋へ。 6:00に出発して、布引山の登りにかかる。それを越えると鹿島槍の南峰が目の前に迫る。大きい山だ。やっと南峰頂上2869mに。頂上からの360度のパノラマは素晴らしい。ほとんどの登山者はここまで。やはりキレットへ進む人は少ない。
北峰まで、1時間。ここからヘルメットを着け、気を引き締めて、八つ峰キレットにかかる。途中反対方向からの登りの人に2、3人会う。慎重に約2時間、岩稜を下り、キレット小屋に着く。キレット小屋の手前に山岳案内人がいて、登山者に指示を出していた。11時過ぎ、小屋に到着。2番目とのこと。小屋の前から、立山連峰の剣岳がよく見えた。小屋で作ってもらったカップラーメンが美味しかった。
後に続々キレット小屋に泊まる人が到着。皆、山やさんという感じで、自分らとはレベルが違う。やはりこのコースは、熟練者向けなのか、と納得。夕食は手作りのハンバーグで、びっくり。美味しかった。夜外に出て、満天の星を見ることが出来た。
〔三日目〕
今日は五竜を越えて唐松まで行かねばならない。5:30小屋を出発。五竜岳の登りにかかる。
なかなか大きい山だ。岩稜が続く。五竜本体になかなか取り付かない。本体に取り付き、中腹まで来た時、足元で、ライチョウを見つける。人馴れしているのか、近付いても、じっとしていて、ゆっくり観察。あと目印を追って、懸命に登って行くとやっと頂上のある尾根に取り付く。眼下に五竜小屋が見える。五竜岳の山頂に着く。ここからの見晴しも素晴らしかった。今日で三日目であるが、晴れが続いており、天に感謝。
上から見ると小屋をすぐそこに見えたが、約1時間もかかった。
小屋に入り、昼食を頼む。ピラフを作ってもらった。スープもついていて、美味しかった。しばらく休憩して、唐松岳の登りにかかる。
唐松岳は人気なのか、大変な数の泊り客。今まで泊まった小屋とは
〔四日目〕
今日は下山の日。5時過ぎ起床。朝食を済ませ、唐松岳へ登る。往復40分。山頂から、白馬方面を見ると、不帰のキレットの岩峰がそそり立っているのが見える。厳しそうだ。
小屋に戻り、6時半出発。昨日までの道と違って今日の道は歩きやすい。岩稜地帯を抜けると、樹林帯に入る。途中雪渓を右手にみると、雪渓からの冷風が心地よい。下ること2時間、八方池に着く。大勢の観光客。ケルンを過ぎ、暫く行くと八方山荘、リフトの山頂駅に着き、今回の山行を無事終えることが出来た。振り返ると、唐松岳〜白馬岳の山並みを見ることが出来た。リフトから、ロープウエイに乗り継ぎ、約30分で、1000mも高度を下げることが出来た。
ロープウエイを下りると、真夏。暑い。4日間の汗を流すべく、温泉に入ることが出来た。
12時過ぎの電車に乗り、松本乗り換え、夕方京都に着いた。