ハイキングセミナー第5回 報告   虚空蔵山(こくうぞうやま)   Urashima

<日程>        平成271121日(土) 天気 快晴

<参加人数>    15名(会員:10名・セミナー参加者:5名)

<行程>

JR高槻(8:12)JR尼崎(8:43)JR藍本 170(9:30)ストレッチ(9:40出発) 0.2Km酒滴神社「180(9:50)0.3km酒滴岩(10:10)

0.3KmPeak359(10:35)
1.1Km虚空蔵寺「370 (11:05) 0.5Km立杭コース分岐「500(11:35) 0.3km虚空蔵山596m(11:55)→<

560Peak12:00-12:20
昼食>→2.0Km八王子山496m(13:20) →1.0KmPeak417 大谷山「417(14:00)0.3Km山上山14:10) →くさり場

(14:15-14:30)
0.5Km油井バス停「190(14:50) 1.0kmJR草野「180」(15:05到着、15:22発車)JR宝塚(15:53) 

                        歩行距離 7.7km 標高差 426m+α 所要時間 5:20(歩行時間 3:50) 

JR藍本駅(無人駅)に着く。ストレッチの後、表参道コースではなく酒滴岩からの岩場コースを取る。最初に酒滴神社(素戔嗚命を祭社とする)を訪れ、登山の無事を祈る。少し引き返して山側の民家横の細い山道に入って進むと「愛宕山」と彫られた石灯籠と祠があり、そこを上がっていく。踏み跡を進むと大きな岩の下に着く。これが「酒滴岩」である。正面の大岩の壁面には四角に切り取られた跡があった。岩は苔むしていた。ここから昔、悪疫を救ったといわれる酒が湧き出たらしい。ここから左に巻き岩の頂上に出る。一気に展望が広がる。

 岩場の最上部から尾根道を辿りPeak359mを通過し、尾根道を西に下る。しばらくすると裏参道と合流し、道なりに右へ登って行くと小さな橋があって表参道に合流した。長い石段を上がると虚空蔵寺に到着。(聖徳太子が夢のお告げで虚空蔵寺を建立したことから、昔は「岩辻山」だったそうだが、虚空蔵山と言われるようになったそうです。明治に廃寺となり、のちに村人によりお堂が再建されたそうです。)寺の前には前寺の物と思われる大きなシャチホコと鬼瓦が置かれていた。寺の屋根の上部に大きなスズメバチの巣がぶら下がっていた。ハチが飛んでいるのが見えた。

お堂の右側の登山道に入る。急登のつづら折れの道がひたすら続く。役行者石像を通過し10分ほど進むと、「立杭陶の郷分岐」の看板に出る。左手に立杭の集落が見える。右に稜線を登ると「丹波岩」に出る。岩場に上がると絶好の展望スポット。リーダーの説明によると東に見える吊尾根のあるのが千丈寺山、吊り尾根の向こうに見えるのが大船山、それから右にいって丸く聳えているのが羽束山、それから右下に低く見えるのが有馬富士だそうだ。

 5分ほど登ると虚空蔵山に到着。見晴らしは先ほどの岩場の方がいい。「山頂より南方面を望む」の看板あり。右には淡路島、左には六甲山系が見える。

 さらに5分ほど北に歩いた岩場で昼食をとった。急に風が強まり気温が下がってきた。

昼食もそこそこに稜線を北進、火の用心の看板の下に「オロ峠」の看板があった。樹脂製の階段を下り、鉄塔を通過すると分岐があり、直進の尾根道を登る。一旦Peakに出てダウンする。又登り、Peak540mに出る。更に下って登ったところが八王子山の山頂であった。山頂には三等三角点の標石のみで展望なく、山名の看板すら見当たらなかった。休憩後、出発。前方にトンガリ山が2つ見える。急な下りを慎重に進む、鉄塔を過ぎて、再び50mほど登ると、Peak417m「大谷山」に到着。振り返ると縦走してきた峰々が綺麗に見えた。

田園風景を眺めながら穏やかな尾根を歩くと、10分ほどで「山上山」に到着。

岩の上の見晴らしのいい所に2つの不動明王石仏があった。10mほどのくさり場があり、私を含めたくさんのメンバーが挑戦した。(巻き道もあり)

 ここから急坂下りが続き小石も多く、滑らないように慎重に下る。20分ほど下ったところで民家があり、油井のバス停に出た。車道に沿って1km歩くとJR草野駅(無人駅)に到着した。

         岩場を巻いて                                                       虚空蔵堂











 虚空蔵山山頂                                          クサリ場を下る












<所感>

ハイキングセミナーもいよいよ最終回。全5回のうち4回は全て晴れ、今回だけ雨で1週間順延となり満を持して15名が虚空蔵山に臨んだ。今回のコースは一般の表参道のコースとは異なり、リーダーが何度か登って見つけた知る人ぞ知る酒滴岩からの岩場コースである。この山が最終回として相応しい理由は@駅から登山口までのアプローチが短い。

A小さなアップダウンが沢山あり、風景もよくミニ縦走が味わえる。
B神社の鬼瓦、大きい岩など見応えがある場所が多い
Cくさり場がある。

特に最後のくさり場では、大いに盛り上がった。

帰りの電車を待つ間に、JRホームにて授与式としてリーダーよりセミナー参加者に修了証書が手渡された。

今回、高槻労山として初めてハイキングセミナーを企画し、当初は本当に人数が集まるのかと危ぶまれたが、結果的に大成功に終わったと思う。Nさんのリーダーシップを始め、部員のサポート、セミナー参加者の真面目で前向きな勉学意欲、これらすべてが合わさり、回を重ねるごとにお互いの協力関係、信頼関係が深まっていき、最終回ではスタートから和気あいあいとしたいい雰囲気でハイキングを堪能できた。

皆さま、本当にありがとうございました。