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 (写真1) 観音正寺仁王像


(写真2) 観音寺城跡


(写真3) 
繖山山頂



(写真4) 繖山より安土山と西湖を望む


(写真5) 安土山石仏のピラミッド


(写真6) 安土山苔の道



(写真7) 安土城天守台跡


(写真8) 憁見寺三重塔
 



≪行程≫

JR高槻 (743)JR安土 「90(852923出発)4.0K石寺楽市「100」(1017-1023)→1.4K観音正寺「370」(1109-1117)→0.3K観音寺城跡「400」(1222-1240昼食)→0.6K繖山433m1307)1.8K北腰越「95」→0.7K安土城登り口「100 (1420)0.5K天主閣跡「190 (1437-1515) →(摠見寺跡12)1520-1525)→百々橋「90」(1540)→2.2KJR安土「90 (1605到着、1621)JR高槻 (1730)

 (歩行距離) 
12.0km 標高差 343m+α 所要時間 6:42(歩行時間 5:02)

参加者: 8

繖(きぬがさ)山・安土城跡 報告

 

2015.12.19() 曇り一時小雨のち晴れ                

                                   S.mezu 

今年は暖冬が続いていましたが、2,3日前から急に冷え込んで、今日はとても寒そうです。JR高槻駅からJR安土駅は、新快速を乗り継いでも結局同じ到着時刻なので、普通電車で行くことになりました。今日の山行は時間的にも余裕がありそうなので、忘れ物を取りに帰られたK氏を安土駅で待つことにしました。30分後、無事合流。駅を出ると先ず織田信長の銅像が目につきます。

9:23スタート、線路真下の地下道を潜って南側に出る。直ぐに左折すると県道201号線に出る。信号を渡り、県道に沿って南に進む。右手に立派な市役所支所が見えて来る。時折小雨が降りますが、傘を差すほどではない。左手の安土図書館の先を左折する。南側に並行して頻繁に走る東海道新幹線の列車を見ながら、暫く歩くと「石寺楽市」という観光案内兼地元農家の野菜を販売している建物のところに着く。安くて美味しそうな野菜が色々ありましたが、荷物になるので断念した。F氏はサトイモを購入していました。

安土駅からここまで一般道を55分程歩いて、いよいよ観音正寺登山道の出発点です。上り始めて8分、日吉神社を経て10:46少し休憩し、衣服調整。参道はここから自然石の長い石段が続きます。11:09に西国32番「観音正寺」に到着しました。天台宗、開祖は聖徳太子、本尊は千手千願観世音菩薩で、山門をくぐると広場に一対の仁王像が置かれています。手前にあるトイレを拝借しましたが、標識に男子用は「善男子」女子用は「善女子」と書かれていました。寺の右手、東側に回り、ねずみ岩と言われる大きな岩のところから尾根を「観音寺城跡」(別名佐々木城)を目指し登り始めました。木の丸太で留られた歩きやすい土の階段です。石垣が本丸跡まであと0.32Kとあるのに、なかなかたどり着けず、N氏の記憶の場所と違う場所に出ました。地図を見たり、階段道の行き戻りを繰り返し、結局観音正寺から1時間近くかかり本丸跡に着きました。

この山城は、近江の守護六角氏頼の大山城で、佐々木六角氏が応仁二年に完成させたとされています。12:20山茶花の咲いた広場でやっと昼食になりました。もと来た道を戻り、石段を上ると分岐です。左に、歩きやすい道をしばらく行くと13:07二等三角点のある繖山433Mの頂上に着きました。ここは絶景ポイントで西方から比良連峰山々、雪をかぶった伊吹山と霊仙山、その右側に見えるのは御池岳らしいと言う。手前に西の湖、安土城跡の安土山等が見え、すばらしい眺めです。石仏や石祠のある雑木林の落葉を踏みしめ、ゆるやかに下って行きました。

1420北腰越県道を横切り安土198Mにある織田信長(1534-82)の居城、「安土城」に向かいます。石段を登ると石仏のピラミッドの様なものが現れました。東の尾根から石段を登り、木立の中の道を行くのですが、これが何とも言いようのない苔道が「緑の絨毯を敷いた廊下」のように続いているのです。その後、少し藪の中を抜けると安土城跡です。広大な敷地に石垣と本丸跡、天主台跡には礎石が並んでいます。安土城は木造地下1階地上6階建てで、天主の高さが約32Mだったそうです。1579年に完成しましたが、3年後の明智光秀謀反の後焼失しました。ここから琵琶湖の西の湖の展望が抜群でした。15時を過ぎると風も冷たくなりましたが、二の丸跡の信長の墓、憁見寺の仁王門・三重塔を経て、石段を下り15:40百々橋まで下山しました。

安土城址を見て回るには、1時間半位の時間が必要かもしれないです。全てを見られなかったのが少し心残りでした。次回は桜の季節がいいですね。皆さんから歴史の話を聞きながら今日は全体的にゆっくりした山行でした。

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