北山・八丁平

Kido

2015年11月15日  雨時々曇り

前日の土曜日はしっかり降ったので、当日は、朝方だけの雨で、昼過ぎから、雨はあがるかなと期待していたが、期待に反し、夕方まで降ったり止んだりのあいにくの天気でした。

出町柳に、7時半集合すると、いつもは長蛇の列が並ぶ、朽木行のバス乗り場も、今日は一番乗り、出発時でも、10人少し、天気が悪いとこうも違うものだと、ゆっくり座って行くことが出来た。

坊村に8時半着。坊村から、安曇川を挟んで対岸をみると、紅葉が靄っていて、いい景色だ。準備運動をしてさっそく出発。最初の登りは急登が続く。30分位登ると、林道と出会う。そこをやり過ごし、又登山道に入る。急登は少しましになり、暫く登ると、ぶな平に着く。

ここまで、1時間。いつものペースだ。雨が降ったり、止んだりで、靄っていて、ぶなの木立のたたずまいがいい。先発のパーティに追いつく。

少し休んで出発。鎌倉山までも、ぶな林が続き、ところどころ残る紅葉がきれい。雨は相変わらずで、山全体が靄っていて、幻想的な雰囲気だ。これは晴れていては、めぐりあえない光景だ。原色の紅葉もいいが、墨絵のような風景もいいものだ。

約1時間で、鎌倉山に着く。ここまで登ると、気温も下がり、汗をかくこともなく、体は大分楽になった。ここで、雨がやみ、気持ちがいい。

休憩を少し取り、出発。ここからは、方向を少し、西北にとり、尾根歩きに入る。西に支尾根がでているので、そちらに入らないよう、キープライトで、進んでいく。

山道は、紅葉の葉が覆っているので、道がはっきりしない。慎重に進む。しばらく行くと千年杉が現れる。周囲5メーター近い堂々たる大杉だ。冬場の寒風をもものともせず、千年近い歳月を生きてきたと思うと頭が下がる。暫く進むと、オグロ峠に出た。ここからが八丁平だ。八丁平の周遊を始める。20分位で、中村乗越に出る。ここで、昼食をとる。又雨が降り出す。ゆっくりも出来ず、出発。八丁平は、関西では珍しい、高層湿原で、湿原を清冽な小川が流れていて、目を楽しませてくれる。約40分で一周。オグロ峠に戻る。オグロ峠から、久多までの下りが、今回の山行の目的だ。ここから約30分、ぶなの紅葉がきれいなのだが、今年は、もう大分散っていて、例年ほどでない。でも、全体に靄っていて、靄った中の、ぶなの紅葉が、数は少ないが、赤あり、黄色あり、薄黄緑と多色できれいだ。下

りきると、オグロ谷に出た。沢を流れる清流と紅葉のコントラストがきれいだ。オグロ谷の下山道。一昨年の台風で、道はいたるところ、えぐられ、20メーター近く陥没していた。支流から流れ込む水の威力はすごい。この道も、ここ20年で大分荒れてしまった。

利用する人が減ってしまったのだろう。しばらく進むと、久多部落に出た。

漁業組合の事務所で休憩。今日は人でえらいにぎやかだ。ここから、車道歩きだ。右手に久多川を眺めながら、道端の紅葉を眺めながら、川合まで、40分で歩いた。いつもより、いいペースだ。川合の部落で休憩。

5〜6軒の集落であるが、住んでいない家が多い。過疎化が進んでいる。

川合から梅ノ木迄は、50分で歩くことが出来た。梅ノ木には、17:00に着くことが出来た。やっと雨が上がった。やはり雨の山行は疲れる。

17:18のバスに乗り、大原に着く頃には、すっかり暗くなり、大原から観光客が、どっと乗って来た。出町柳18:18分、なんか今日は早く着いた感じだ。終日雨だったが、充実した山行だった。

「コースタイム」

9:00坊村バス停出発、10:00ブナ平、11:05 鎌倉山950.5m

12:05オグロ峠、12:20中村乗越、昼食、八丁平一周、

13:30オグロ峠、14:15登り口、15:00久多、15:55川合17:00 梅ノ木バス停、17:18発、18:18 出町柳着

 

{参加メンバー} 他3

          坊村の紅葉                    ブナ平                            鎌倉山                           オグロ坂