ハイキング           比叡アルプス 

報告:shiraishi


比叡アルプスは、私にとっては昨年10月に続き2回目である。今回は止めておこうと思ったが「Kさんが参加するのなら、私も行こう」と私としては珍しく連鎖的参加。「Sさんが行くのなら、私も行こうかな」とSUさんもさらに連鎖的参加し、二人で花を添えることになったか?ならなかったか?

 今日は朝から暑い。この日京都市内の最高気温は32度であったらしい。詩仙堂前〜宮本武蔵「開悟の地」八大神社の入口〜狸谷不動尊までだらだら傾斜地が続き、汗がジュワーと出た。健康階段と名付けられた250段の階段は、木陰になっていたためさほど苦労ではなかった。境内から前回はまぁまぁ見えた京都市内も、今日はさっぱりだ。休憩後、本堂横の登山道を登る。童子像を見ながら「これは、童子と言うよりジジババみたい」とか勝手な感想を口にしながら歩く。比叡アルプス分岐に差し掛かり、瓜生山にちょっと立ち寄るが、風もなく展望もないためすぐに先ほどの分岐に戻る。

 Kさん、SUさんと私は熱心に読図をしながら歩いていたら、先行していた2人に置いてけぼりにされた。「北白川/地蔵谷」分岐へ来て一瞬?!と思ったが、地形図とコンパスで確認し地蔵谷方向へ。内心少し心配で、すれ違った人に「リュックを背負った男性2人にすれ違いましたか?」と聞いて確認。尾根道は木陰で歩きやすく、京都トレイル63の標識までは迷うことなく快適に歩ける。問題はここから。一昨年秋の台風の影響で比叡アルプス取り付きの沢沿いの道が見事に崩壊している。リーダーに「崩壊地からの道を覚えてる?」と聞かれ、分かるつもりで先行したものの、やはり迷った。この周辺で私達のグループの他にソロの方、10名くらいの団体に出会ったが、違う道をとったと思われるも、不思議なことにこの先一本杉〜大鳥居(石の鳥居)で再会したことだ。

他の方はどこをどう歩いたのだろう?と帰宅後地形図で再度確認するもよく分からず。

比叡アルプスの尾根道に乗ってしまえば、一本杉まで迷うことはないと思う。

比叡アルプスは、合間に比叡山が時折見えるくらいで、一本杉からの大展望までは眺望に優れているわけではないが、木々に囲まれた尾根道歩きの快適さを痛感する。今回は暑くて大変だったが、また行きたいと思わせる魅力がある。

一本杉に到着すると、MTB(マウンティンバイク)に乗った若者グループが休憩中であった。カメラのシャッターをお願いし、彼らは私達が歩いてきた道をMTBに乗って去っていった。

 全員が一本杉から病ダレ経由で大鳥居(石の鳥居)まで歩いたことがなかったが、林道歩きが長く(1.5km)おしゃべりしながら歩くにはいいが少し退屈だった。次回また歩くことがあれば、病ダレは経由せず、元の道を戻り、途中から大鳥居(石の鳥居)へ歩いた方が良さそうだ。ちなみに、大鳥居と言うよりも、石の鳥居と言った方が感覚的に合う。

山行前に「病ダレ」なる不思議な名前について調べてみたところ、これは一本杉周辺の正式な地名であり、郵便番号も決まっている。しかし、その地にあるホテルや大学の宿泊施設は、所在地は「左京区比叡山一本杉」と通称名を表示している。通称名で郵便番号上は問題はないのか?とさらに調べたところ「以下に掲載がない場合は〒606-0000」となっていた。なるほど〜そう言う手があったか。

 帰宅後、山行計画書と実際の行程を見比べてみたら、大鳥居(石の鳥居)までは40分遅れなのに、修学院駅への到着は逆転し、45分早くなっているのはなぜだー!?

リーダー!下山を急いで早足で歩くのは止めましょう。山では登りより下りで事故が起きることが多いのですぞこれが言いたかった。

 

 
狸谷不動尊三十六童子
 
瓜生山勝軍地蔵石堂の跡
 
比叡アルプス登山道
 
比叡山遠望
 
一本杉


【行 程】

高槻市 (8:08) =出町柳(8:45)=一乗寺「60(9:00出発) 1.8K狸谷山不動尊「230(9:40-9:45) 0.4K瓜生山301m(10:05)1.2Kアルプス取付き「260(10:45)(5)→<比叡アルプスP383(10:55-11:00)−鉄塔前「480(11:50-12:15昼食)>→2.8K一本松「590(12:45)(10) 0.5K病ダレ「575(13:15)1.5K大鳥居「425(13:45)(10)0.5K段ノ尾「385(14:15)1.0K雲母坂登山口14:40(10) 1.4K修学院駅「80(15:05到着、15:10)=阪急高槻 (16:10)

歩行距離 11.1Km 標高差 530m+α  

所要時間 6:05(歩行時間 4:55)

天  候 晴れ  

参加者 会員5