2015年度 初級登山学校 岩稜歩行・岩のぼりの記録
1.実技教育概要
(1) 実施日:平成27年7月19日(日)
(2) 場所:兵庫県西宮市 蓬莱峡
(3) 実技教育の実施項目
(4) 参加者:講師3名、生徒 4名
(5) 歩行距離:3.5km、標高差:170m、所要時間:10時間
(6) 天候:小雨のち曇りのち晴れ
(7) 実施内容
宝塚バス停(9:15バス出発)=座頭谷(9:35)、土偶、ブルートレイン→講師、沢に下見へ(9:40)台風直後のため、水量多い。ヘルメット、ハーネス着用。講師、コースにロープのセット。講師より岩稜歩行・ロープの結び方(ダブルフィッシャーマンズ・プルージック・クレムハイスト)・注意点の説明を聞く→(10:40)固定ロープにプルージックを設定し歩行練習。緩斜面の岩場に着く。講師、ロープのセット。順番に上り・下りにチャレンジ、3回往復。→(12:30)昼食、講師、コーヒーを沸かしてくれ、ほっと一息。→(13:30)クライミング・シューズに履き替えて岩場の上り・下りの訓練、2〜3回往復。→(14:30)懸垂下降にチャレンジ。講師、ロープをセット。詳しい説明の後、一人ずつ下る。1~2回行う。→(15:30)練習を終え、緩斜面を出発→(16:00)休憩。登攀道具の整理。→(17:15)JR生瀬駅到着
2.研修生雑感等
〔F〕
今回の実習に向け、ヘルメットを購入し、事前に配布された
ロープワークを予習して挑みました。これまでとは全く異なる
体験ができ、大変興味深かったです。
講師の方々、ご指導ありがとうございました。
〔U〕
強烈にスリリングな体験でした。道具の名前、扱い方、ロープワーク、
何もかも初めてのことばかり。全くの初心者に対して、講師の方々には
本当に丁寧にご指導いただき感謝感謝の一日でした。と同時に、講師の
方々の技術・知識・経験に圧倒されました。岩登りの世界を垣間見ることが
出来、山登りの奥深さを感じました。
ご指導ありがとうございました。
〔F〕
ロープ結び、岩の登り・降り、懸垂下降と今回も盛りだくさんの実習を
受けました。講師の皆様、ありがとうございました。
『岩に垂直に力を加えると摩擦力が大きくなる』ということは頭で分かっ
ていても、実際にはどうしても岩にしがみつく、それもへっぴり腰で‥。
スキーと同じで回数を重ねることか?プルージックと下降器にびっくりです。
こんな簡単な結びと道具で、素晴らしい性能を実感しました。是非とも、
岩登り技術はマスターしたいと思っています。講師の皆様、宜しくご指導お願い致します。
〔U〕
一昨日の台風と直前の雨で、緩斜面での岩場訓練となりました。準備体操も忘れ、緊張と不安で、最初はどうなることかと思いました。先ずは、ロープ結びやセルフビレイの取り方、ロープワークから。岩の登り降りは何回かやっていくうちに少しずつ恐怖心も薄れてきましたが、一瞬バランスを崩しそうでゾッとしました。懸垂下降は、見ているのとは大違いで、1回目は横に大きく振れて怖かったけれど、2回目は慎重にゆっくりと降り、自分なりには達成感がありました。全員無事に訓練を終えることが出来たのも
準備・ご指導をしていただいた講師の方々のおかげです。ありがとうございました。