横山岳(地形図・美濃川上)2013.7.9 晴天 参加者6名
「名前に山と岳がついているのは全国でこの横山岳のみ」ということを車中でN氏から伺い、改めて、山名を意識。また、横に稜線が広がっているので横山と言うらしい。
白谷登山口から網谷林道を、夜這橋まで登り、そこから300mくらい南下したところが東尾根登山口となっていました。梅雨があけ暑い日だったにもかかわらず、スパッツをつけました。(昨年9月・大黒山北尾根を藪こぎしているとき、服の上から、虫に刺され全身ジンマシンというひどい目に遭って以来、虫、ダニには神経質になってしまった。)
いつでも、山の取り付きはしんどいのに、それに付け加え暑さで、いっきに汗がふき出し、額から落下。ひたすらブナめざし、黙々と足を運びました。
ブナの林に入った時は生き返った心地がしました。休憩時にそっとブナの幹に頬をつけてみると、これまた、ひんやりと、気持ちのよいこと。しばし、ブナに抱きついていました。
スケッチをするためA氏はこのところにとどまり、私達5人は尾根を北上。ずっとブナ林が広がり、暑さでほてっている体を包み込んでくれました。京都北山と違って幼木があちこちに育っていて、これまた、うれしいことです。登り始めて1時間半くらいでピーク865.1mへのの分岐点に着き、そこから西方向の緩やかな稜線を登りました。まだ、一面ブナ林で、こんなに広大なブナ林が残されていたことに感謝です。でも、梅雨明けの暑さで体はオーバーヒート。蝉の声がブナ林に響きわたっていました。
今までブナ林の中だったのですが、突然強い日差しが襲ってきて、小さなピークにでました。そこを過ぎ次のピークが、余呉湖や周辺の山々の展望がすばらしい東峰でしたが、とにかく暑いので、東峰を足早に下りました。また、ひとつの小さなピークを超えると南に延びる五銚子の滝への分岐道に出会い、すぐに横山岳に到着しました。
木陰で、トンボ、ツマグロヒョウモンを眺めながら昼食。吹く風もご馳走に加わり、頂上に長居してしまいました。
帰路は登ってきた道を引き返すので、暑さから開放され、快適な下りとなりました。A氏のブナのスケッチも、すばらしく、完成が楽しみです。