泉山バスハイク 2013年9
 












泉ー神社鳥居付近の駐車場から
     (左から泉山・中央峰・井水山を望む

      













 朝 雨音で目が覚めた。申し込んでいないし、やっぱり行くのを止そうと思った。しかし、私が始めて入会した十数年前は台風の余波の中でも行った、和佐又山行を思い出しエイやと、出発した。
 泉山(いずみがせん)は、岡山県の奥津温泉のまだ奥にある。もう少し行くとウランで有名な人形峠に着く。笠菅峠の登山口が800m、山頂が1200m、高低差400mは復活第1号の登山にふさわしい。と 思っていたが、登り始めはずうっと上りである。いつまで続くのかとひそかに時計を見たが、未だ30分もたっていない。尾根に出ると後は平らだから とのリーダーの励ましを受けて 時雨気味の中を心臓バクバク、歩く。最初の開けたピークで地図とコンパスを広げ位置を確認した。すぐまた下る。ここから山頂は3つ目のピークだ。穏やかながら起伏の多い山である。山頂は 平らかな広場になっている。ちょうど昼時 我々16人の独占食堂である。時々雲が切れ 下の集落がちらりほらりと見え隠れする。二つ目のピークを過ぎると広々とした笹の原が広がる。滝から登ってきましたという一行、老若男女10人ぐらいのグループと行きかう。これが今回、唯一の出会ったグループ 静かな山である。
 穂つつじは地味な花だが満開で、ホトトギス、金水引、ツリブネ草、ヒメシャジン、カワラナデシコは終りがけ、思った以上に花が多い。ルート上には1000mを超えるピークが3つもある。 三つ目の1035mピークを超え 急な下りを尻餅、木の根に足をすくわれながら 下ると、ふもと養野の神社に到着。歩行時間4時間。振り返れば山頂が青空を背景に見える。 

 
(笠菅峠)                (ツリフネソウ)               (ハギ)           (泉山手前の反射板付近)


泉山に向かう途中の笹原)          (ヤマジノホトトギス?)             (ホツツジ )            (泉山頂上にて)







                                            

                                   (文・林れ  写真・石井)