岩湧山(読図)

2013.05.12(日)晴れ 参加者KNMSI 計5

 

〈コースタイム〉

9:30中日野バス停-11:30一徳坊山-12:00一徳坊山三角点-12:40編笠山(昼食)13:00-13:20岩湧山寺登山口-14:25岩湧山14:40-15:10五ツ辻-16:50紀見峠駅

〈所感〉

今日も天気は最高だ。
 南海電車河内長野駅で下車、階段を下りると駅前バス乗り場は登山者で溢れている。バスは登山者を次々と詰め込み走り出し、また増発便がやって来る。色鮮やかな行列は人気の山、金剛山の登山者だ。
 僕らの滝畑ダム行き乗り場は少し離れている。
金剛山ほどではないが登山者が多く増発便がでている。満員の滝畑ダム行きのバスに乗り込み、途中の中日野バス停で10人程が降りる。ほとんどの登山者は滝畑ダムから岩湧山に行くようだ。
  バス停に降りると道は四差路になっている。早速、地図とコンパスを出し現在地を確認し一徳坊山登山口を目指す。
そうです、今回の山行は「地図を読む」そして「地図を読む楽しさ」を体感することです。

遭対部が行う初級者研修です。
 読図は道迷いを防ぐ方法と言われるが「地図を読み、常に現在地を確認しろ」ってことですが、
実際皆さんどうしているでしょうか?

 僕の場合、老眼でカメラを携帯しているので、つい面倒になり登山中に地図を見ることはほとんどありません。勿論、地図やコンパスそしてGPSは必ず携帯しています。登る前に山の様々な情報を収集しルート検索や時間や山の形状、山の難易度を地図から想定し記憶するように心がけています。ただ、余り人の入らない山、踏み後が幾つもある場所、複数の分岐がある場所などで判断を要する時は地図を読むことがあります。読図は道迷いを完全に防ぐ方法ではなく、一つの手段として大切ですし基本的なことだと思っています。

 今日の山行は一徳坊山から岩湧山そしてダイトレを行く低山の縦走です。
 尾根道の展望台、大きく曲がる山道や送電線の下の数カ所で、地図を広げコンパスを合わせて現在地を確認し次の目的地を決めていきます。

   (岩湧山頂上にて

尾根から深く傾斜する沢などの山の形状を確認します。
また遠くに見える金剛山、葛城山や近くに迫る岩湧山の確認や距離も計算します。
 

 読図をして写真を撮りながらの尾根山行のため、一徳坊山登山口から岩湧山寺登山口までは必要以上の時間が掛かりました。逆に今まで見ることのない風景を楽しむこともできました。

13時過ぎに岩湧山寺登山口に到着します。

この登山口には広い駐車場があり大勢の家族連れの登山客がいました。

ここから約1時間の急坂を登るとダイトレに合流、更に10分程進むと茅の新芽に
覆われた岩湧山山頂です。
大勢の登山客がいます。

山頂広場は広く平坦で春の柔らかな光に包まれています。

北側には河内長野、富田林そして遠く大阪の市街が拡がり、東西にダイトレの尾根が延び葛城山、金剛山そして反対側に槇尾山の山脈が展開しています。

岩湧山から金剛山を望む)







 休憩後、岩湧山山頂からダイトレを五ツ辻、根古峰へ整備された緩やかな山道を歩きます。

根古峰からは急坂の下りになります。

17時前に終着点の紀見峠駅に到着する。

今日の読図山行で改めて登山の原点に立ち戻ったような気がします。

有難うございました