雪彦山系

  登頂日  2012.9.16(日)  有志  8名

 行程

  高槻(7:00)雪彦山登山口「280 (9:20着、9:35出発) 0.3K不動岩「380(9:45)(5)0.2K展望台「440 (10:01) →0.5K出雲岩「650 (10:40) →0.1K覗き岩「680(10:55)(5)0.2K大天井岳「800 (11:30-12:00 昼食) →1.3K雪彦山 915(12:45-12:50)1.2K鉾立山「950(13:20-13:35)0.2KP942(13:45) 1.0K谷筋分岐「700(14:20)(5)(虹ガ滝)0.8K地蔵岳下谷筋「580(14:50)(10)1.6K登山口駐車場(15:35到着、14:45)=雪彦温泉=高槻(20:20)
  標高差 670m+α、歩行距離 7.4Km、天候 晴後一時小雨後晴れ    所要時間 5:00(歩行時間 3:45)        「 」標高m 

 概況

  8人が2台の車に分乗し、7:00高槻を出発。茨木ICに入り、途中SAで休憩し、福崎ICで降りる。西へ県道23を経由し県道67に入り、右に帰りの雪彦温泉を見て9:20登山口の前にある駐車場に着く。日曜日のため既に先客の車が沢山駐車していた。上を向くとこれから登ろうとする大天井岳が顔を覗かせていた。直ぐに登山準備し軽い準備体操をして、9:35左側の登山道に入る。比較的急峻な岩道を小生先頭でゆっくりと登る。不動岩で衣服調整をする。展望台に出るとこれから登る大天井岳が覗く。行者堂跡を過ぎ、急峻な岩道を左から回りこみながら登る。突然目前の右側が塞がれる。出雲岩である。左に入り、5mほどのクサリを登る。暫く岩場を登ると見晴らしのよいところに出る。覗き岩である。南東の山々がくっきりと見える。左に見えるのは七種山(ナグサヤマ)のようである。後ろを見ると4,50cmほどの割れ目しかない大きな背割り岩(セリ岩)があった。5分ほど待つが4人ほど付いてこない。どうも迂回道を登ったようだ。見晴台(覗き岩)から窮屈な背割り岩(セリ岩)の穴に体を捩りながら通過する。迂回した連中は岩稜を登っていた。ここから続く岩稜に両手両足を使いながら注意しながら登って行く。洞ケ岳の主峰大天井岳800mに11:30やっと辿り着く。頂上には祠があり、既に沢山の登山客が弁当を開いていた。今日は雨もなく比較的展望が効く。南西方面はどうも雨が降っているように見える。真下を見るとさっき登ってきた駐車場あたりが良く見える。南を見ると多分七種山、七種槍の山であろう。北を見るとこれから登る雪彦山、鉾立山もくっきり見える。我々はここで昼食をとることにする。その前に全員で記念写真を撮ることにした。

      登山口(9:35出発)         出雲岩(10:40)     セリ岩(10:53)    覗き岩からの展望(左奥は七種山)(10:55)

 岩稜を登る(11:15)      大天井岳の祠(11:30到着)      展望(左から七種槍、七種山、七種薬師)   山頂にて(11:37)
 昼食後注意しながら岩場の大天井岳を下り、北に次のピーク
雪彦山に向う。この辺からは様相が変わり、岩道はなくなりなだらかな山道に変わる。途中右に地蔵岳への分岐、また暫くして左に鹿ケ壷への分岐を確認しながら檜樹林帯の尾根道を進む。雨が降り始め笠をさして進む。何時しか杉の樹林帯に変り四等三角点の標石がある雪彦山 915」に12:45到着した
 雨が止み、見通しのない雪彦山を後にして、次のピークである鉾立山に向って北東に下る。一つ頂を越えてまた下る。下りきったところに左に紅ケ滝方面への下山分岐を確認する。ここから真っ直ぐ標高100mほど登りきると鉾立山950mの山頂である。本来なら北西方向が開け大山、氷ノ山が微かに見える筈であるが。残念ながら本日は見通しが悪く、標識パネルにある大山、氷ノ山は見えない。この先、引き返して先ほどの分岐から谷筋に入るか、直進して谷筋に入るかちょっと思案する。丁度その時1組の夫婦が登って来た。聞くと谷筋からと。道の具合を聞くと道なき道を登って来たとか。夫婦が登って来たのだから大丈夫だろうと判断し、本日の最高点鉾立山を後にし、直進して谷筋に向かう。直ぐにPeak942(B-8)を通過し谷筋に下る。標高差100m以上下り樹林帯の中を下り、沢の源流に出る。道はしっかりしていて全然問題ない。20分ほど谷筋を歩き、分岐に着き、休憩を取る。休憩後谷筋を下る。一部厳しいところもあったが、虹ガ滝、虹ケ滝を経由して地蔵岳の真下に出た。休憩時Leaderに聞くと3回ほど地蔵岳にクライミングしたことがあると言う。垂直な姿を見るとぞっとする。休憩後賀野神社方向へ大回りし、再び谷()筋に入る。赤いペンキで表示された案内に忠実に従い沢筋を下る。沢から離れ左岸を下るようになる。最後砂防堤に造られた階段を下り、無事登山口に15:35生還した。

       雪彦山915mにて(12:45)          鉾立山(B-7)(13:20)           Peak942(B-8)(13:45)          地蔵岩を見上げる(14:51)

所感

日本三彦のひとつとして知られる修験の山「雪彦山」に登ったのは2回目であった。前半の大天井岳まで登るのが勝負である。急登から始まり、出雲岩の鎖場、背割り岩の潜り抜け、馬の背の岩場と結構緊張の連続であり、汗もびっしょりかいた。大天井岳まで1:55を要した(前回5年前は1:40)。これは歳の性による心肺機能の低下しか言いようがない。後半は鉾立山から谷筋分岐まで新しく足を踏み入れた訳であるが思っていたより単純で、拍子抜けの感じであった。今回は鉾立山から大山、氷ノ山まで望むことは出来なかったが、心配していた天気も大した雨にも合わず、距離的には7Km程で万歩計15,000歩ほどではあったが、充実した山行を味わうことが出来た。皆さん御苦労さまでした。