バスハイク
三周ケ岳に向かうが

   登頂日  2012.9.9  参加者  19名

  行程

松坂屋横(7:00出発)=<北陸道>=今庄IC=夜叉龍神社登山口「500(9:55着、10:05出発)→0.8K夜叉ガ滝「600」→0.6Kトチノ大木「650(10:40)(5)→「825(11:10)(15)1.5K夜叉ケ池「1100(12:10)(10)1.1KP1235(13:00-13:10) 1.1K夜叉ガ滝「600」夜叉ケ池「1100(13:50-14:00) 1.5Kトチノ大木「650(14:55)(10)0.8K夜叉龍神社登山口「500(15:25到着、15:45)=高槻(19:00着)解散
 歩行距離8K 標高差 735m+α 所要時間 5:20(歩行時間 4:20   

  概況

     会員17名、一般参加2名計19名を乗せて予定どおり7時に松坂屋横を出発。途中渋滞もなく順調に走り、今庄ICを降り、カツラの大木(幹回り4.2m、樹高32m、樹齢400年)のある夜叉龍神社登山口に着いたのは9:55であった。早速準備し3班の隊列を組み10:05出発。夜叉龍神社の鳥居を抜けて橋を渡り樹林帯に入る。道は比較的なだらかで足元にはちらほらとホトトギスの花を見るようになる。暫くして道は左に谷を見ながら渓谷沿いの道を歩く。左に夜叉ガ滝を見て暫く歩くと右にある二本のトチノ大木の下に着き最初の休憩となった。休憩後ここから沢を離れて急勾配の尾根上の道となる。ブナの大木がちらほら左右に見えるようになる。ピッチは結構早く喘ぎながら後を追う。30分ほど歩き休憩を取る(標高825mと推定)。最後の隊が登ってこない。何かトラブルがあったのか?15分ほどして登って来た。このままでは全員三周ケ岳には届かないと判断し、急遽早い組、中間組、遅い組に分かれ再出発。池までの標識が書かれているが、道は急勾配で結構厳しく距離が長く感じる。後200m、後100mとなり勾配がなくなり、中間組の最後になった小生が12:10夜叉ケ池に到達した。出発して2時間5分の所要であった。

  カツラの大木(9:58)         渓谷沿いの道を行く(10:25)            二本のトチの大木(10:39)               夜叉ケ池に到着(12:10)
 時間がないので、昼食を充分に取れず希望者だけで12:20三周ケ岳に挑む。3人監視員は曰く。三周ケ岳に向かうには12時までには出発する必要があると。木の階段を登ると直ぐに尾根に出た。P1235には雲がかかり、三周ケ岳は見えない。稜線を北東に進む。人数を数えると11人であった。小さな藪こぎをし、最初の岩稜の下に出る。右から回り込む。少し歩き小さな岩稜の下に出る。右側寄りに三点支持でクリアする。次は背の高い笹藪に突入。足元はしっかりしているので問題はない。後は体力だけである。何んとか笹を掻き分けながら登りきると意外や全員が待っていた。此処は中間点のP1235である。三周ケ岳に行くのを諦めたと言うのだ。時計を見ると限界時間14:00までにはまだ58分もあったのに。皆に説得され断念!此処が本日登頂した最高点「P1235」と言うことにしよう。
 10分ほど休憩中、雲の切れ間を狙って歩いて40分先の三周ケ岳を写真に納める。右がP1252で左にもう一つPeakがあり、その左の丸く聳えているのが三周ケ岳1292mである。

 夜叉龍神社の祠(12:20)        稜線を北東に進む(12:42)                P1235にて(13:04)
 誠に残念であったが、来た道を引き返す。今日は雨が降らかっただけでも良しとせないかんと思いながら藪こぎをする。尾根に一輪のカライトソウ(バラ科ワレモコウ属)を見つけた。夜叉が池に着いたのは13:50であった。弁当の残りを処理し14:00下山口に向かった。下山中、アキノキリンソウ、ブナの大木、ホツツジ等に出遭う。トチノ大木の下に着き最後の休憩を取る。足元には沢山の栃の実が転がっていた。ヤマジノホトトギスの写真を撮りながら、15:25夜叉龍神社登山口に到着した。皆さん、お疲れ御苦労さまでした。

       稜線を下る(13:14)              ヤマジノホトトギス       夜叉ケ滝(15:07)            登山口に到着(15:23)
所感

今回の山行は結果から見てちょっと時間的に無理な面があったようだ。三周ケ岳はタフな山であり、バスの所要時間の見込み違いで登山口での出発が遅れた。山行所要時間は当初の計画どおり7時間は必要である。次回登る時には高槻の出発を30分早くする(高槻6:30出発)か、6月の日の長い時期を考えるかの必要がある。目的が達成出来なかった山行はどこか充実感に欠ける。とはいえ考え方によっては夜叉が池だけでも魅力あるコースでもあったが。
 夜叉が池にはロープが張ってあり、あれではゲンゴロウに会いたくても見ることも出来ない。ちょっとやり過ぎではないか?登山者のマナーも必要だが、一ケ所だけでも「ゲンゴロウ」が見える所を設ける位の気配りがあっても良いのではと思ったのは私だけであろうか?