<バスハイク> 
 桟敷ケ岳−天童山縦走

   登頂日  2012.5.20  天候  晴れ  有志  14名

   行程
     高槻(6:55) =岩屋橋「300(8:30着、8:35出発) 1.0K志明院「450(9:00) →0.7K六体地蔵「600 (9:30)(5) →(5)2.7K桟敷ケ岳896m (10:55-11:05)
     →
0.9Kナベクロ峠「850(11:25)(鉄塔下11:35-11:55昼食) 1.8Kコル751(12:45)(5)0.7K大谷峠「725(13:10)0.3K飯盛山791m (13:20-13:25)
     →
0.5K反射板「805(13:40-13:50休憩) 0.6K天童山775m (14:05-14:10)1.5Kパラグライダー場「630(14:35-14:45)→0.6K鳴野堂「550(14:55)
     →
1.8K中江町「265(15:40到着、15:50) =高槻 (18:15)

 歩行距離 13.1K 標高差 596m+α(累積) 所要時間 7:05(歩行5:50)

 天候 晴れ 参加者 14

概要

京都市内を通り抜け、京都バスから雲ケ畑バスに変わったバス停の標識がある岩屋橋に8:30到着。早速準備し8:35出発。嫌な車道を30分ほど歩き、志明院に着く。志明院手前の右側にある登山口を登り、沢筋に入る。この辺はクリンソウの群生地で、丁度花を付けたクリンソウが沢山咲いていた。二股の谷筋にぶつかり、右の谷筋に入る(前回は間違って真っ直ぐ谷筋を登る)。間もなく六体地蔵のある薬師峠に着き、最初の休憩となる。峠は四辻になっていて、北への尾根筋を取る、直ぐに左に江戸時代のお墓を見る。何時しか周りは自然林にかわり、左前方に岩茸山を見るようになる。暫く歩くと右側に西谷からの分岐を見る。更に進むと左側に踏み跡の薄い岩茸山への取付きを見る。前回はこの分岐を登ったが、今回は見送る。道は稜線の東側を巻くように登る。結構長く途中で1回休憩を取る。少し歩き標高800mを越えたあたりで稜線に出る。左にはこれから歩く飯森山、天童山の尾根が見えた。特に二つの反射板のあるPeakが目立つ。稜線を進むと東の展望が開け3層の山峰が連なり、一番奥に比叡山が聳えていた。周りの木々は青々とした葉を付け、新緑酣であった。一旦Peakに出て送電線の鉄塔を潜り、20m程下り30m登り返した所が桟敷ケ岳の山頂895.8mである。山頂には二等三角点の標石があり、東側は開け、直下に踏み跡の薄い登山道がある。ちょっと先に登った3人のグループがいて、全員の写真を撮って頂いた。

「桟敷ヶ岳」の名前の由来

惟喬(これたか)親王が王位継承争いに敗れ、北山に追いやられ、都を懐かしみ、この山の頂上付近に桟敷を作り、そこから都を眺めたという言われから名付けられた説がある。

     クリンソウの群生地(9:10)            六体地蔵のある薬師峠(9:28)       尾根から見えた反射板のあるPeak(10:37)       美しい新緑の尾根筋(10:39)
 山頂には10分滞在し、鬱蒼とした樹林の中左に弧を描きながら小さなコブを二つ越えるとナベクロ峠である。前回気付かなかったが、この辺には結構大きな樅の木が沢山ある。特に大きな樅の木がナベクロ峠にある。前回はここから左に向かう大森に降りたが、これからは未知の山歩きとなる。

「ナベクロ峠」の名前の由来

ナベクロの語源は鍋を伏せた形状からくると考えられなくもないが、「ナベ」は荒地 「クロ」は谷を指すと。つまり集落から遠すぎて、焼畑を行っていた場所が荒地になってしまったことから、この名がついたという説がある。

ナベクロ峠から稜線沿いに少し登ると鉄塔の下に出た。見晴らしも良いし、時間的にも良いので此処で昼食タイムとなった。北側も南側も山ばかり。識別できるのは愛宕山、竜ケ岳、地蔵山ぐらいだ。

昼食後ここから始まる城丹国境尾根(旧国名「山城の国」と「丹波の国」の国境から名づけられたのであろう)を西に進む。直ぐにもう一つの鉄塔の下を通り、綺麗な新緑の自然林を下り、登り返す。Leaderに指示に従い、左に見えるPeak842の方に一旦下る。鞍部を少し登って西の尾根に入る。一番の間違えやすいポイントの所である。尾根筋は綺麗な新緑の自然林が続き、所々山ツツジが真っ赤に燃えていた。名もないPeakから標高差100m近く下り、登り返す。登った頂上には木の股に自転車が乗り捨てられ、錆びついていた。再び下ったコル751で休憩となった。休憩後西に続く尾根を登り、又下る。下りきった所が大谷峠であり、又此処から登り返す。10分ほど登り、飯森山791mに到着した。これから行く反射板のあるPeakはここより高い。標高差60mほど下り登り返す。このPeakは名前がないが、反射板の山「805」とでも名付けておこう。2枚の反射板は金網で囲まれ、中に入ることは出来ない。金網の中は草が生えているが、外には草は生えていない。鹿の影響であろうか?此処で休憩を取り、最後のPeak天童山に向かう。天童山775mには15分で到達した。

次の目的地はバラグライダー場だ。これからは下りばかりと思っていたが、以外やまだ登りがあった。Peakには真新しい京都一周トレイル京北の標識がある。左茶呑峠、右パラグライダー場とあり、京都一周トレイル京北の実線は右パラグライダー場となっている。右の尾根を下る。比較的歩き易い道で、15分ほどでパラグライダー場の広場に出た。広場の先に立つと正に飛び込み台である。地形図を見ると標高630m、中江町の袂まで標高差370mである。真下が良く見えたが、我々のバスを見つけることは出来なかった。

展望を楽しみ、二体の古い石仏のある鳴野堂を経由して切り立った所に造られた竜ケ坂の道を下り、15:40バスの待つ中江町に到着した。

    真っ赤に燃える山ツツジ(12:00)   城丹国境尾根から見た愛宕山、竜ケ岳、地蔵山(13:54)   パラグライダー場にて(14:38)     桟敷ケ岳山頂にて(10:58)