花の山・霊仙山

   登頂日 2012.5.23   天候  晴れ   有志  4名

  行程
    JR高槻 (7:18)JR米原(8:29,8:33)JR醒ケ井(8:38)−タクシー−上丹生登山道口「170(8:50出発) 0.8K上丹生登山口「200m (9:05-9:20準備)
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1.8K一の谷「420(10:00) 1.2K漆ケ滝「560m(11:00)(5)1.2K井戸ガ洞「800(12:05)(5) 0.5K四丁横崖「920(12:30-12:45食事)
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0.6K避難小屋「1010m」(13:07)0.3K経塚山(13:14)  →0.9K最高点1094m(13:3513:40) 0.6K霊仙山1084m (13:50-14:00) 0.6K経塚山1040m(14:14)
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0.9K四丁横崖「920(14:30)0.5K井戸ガ洞「800(14:45)(5)→(横道コース)→1.9K広畑分岐「500」「500(15:25)(5)0.4K一ノ谷(15:43)
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1.8K上丹生登山口(16:15)(5)1.8K上丹生バス停「150(16:50到着、17:08)JR米原(17:2717:48)JR高槻(18:56)              「標高」(休憩)
   標高差 
924m、全長 15.8Km、天候 晴、所要時間 8:00(歩行時間 6時間50分)

  概況

   JR高槻7:18発の新快速に乗り、8:38醒ケ井で降りる。タクシーに乗り、8:50上丹生登山道口に着く。山頂7.2Kの標識を見て右側の林道に入る。橋をわたり15分ほど歩き、登山口に着く。車は1台だけであった。準備し、9:20出発。左岸にある林道を行く。直ぐに左に屏風岩を見る。暫くして左の水のない涸れた沢に入り、石にペンキで描かれた矢印に従って沢を縫うように進んで行く。暫くして右にこうもり穴、10:07右に大きな沢を見る。一ノ谷である。暫くして初めて水の流れを見る。その後3分ほどで二の谷を通過し、程なく道は右の山への回り道となる。小曲(コガネ)の道とある。山シャクヤクの葉っぱが目立ち始める。良く見るともう実が付いていた。遅かったのか。残念!帰り下りてくる予定の広畑の分岐標識を通過(10:36)する。再び沢に出る。直ぐにくぐり岩を抜け、暫く険しい登りが続く。三ノ谷を通過し、岩にはヒメレンゲが咲いていた。何か長々と書いている。良く読むと角を持った霊太という鹿に遭うかもしれないがかわいがってね(西出商店)と。相変わらず実を付けた山シャクヤクが続く。小さく渡渉し、急坂を登った漆ケ滝前の広場に着き(11:00)、一休憩する。
 前回は滝の直ぐ右の崖を登り、谷筋を登った記憶があるが、今回は右に大きく高巻きするコースを登った。下は昨日の雨でぬかるみ、ジュクジュクで登り辛かった。再び谷筋に出て、少し登ると在るではないか。花弁を付けた山シャクヤクが。少し登ると在るある。立派な花だ。Shutterを押しまくる。少し、時間がかかり12:05井戸ケ洞に着き、休憩を取る。休憩後谷筋を登るが、この辺も山シャクヤクが沢山咲いていた。道は一旦右側の山道入り、左に回り沢を横切って今度は左の斜面を登る。登りきったところに「ここは四丁横崖です」という西出商店の案内板がある。柏原道−経塚山の分岐で、ここでやっと昼食とした。

   ヒメレンゲ(10:50)            山シャクヤク(11:55)                (11:56)             12:04)              (12:12)
 昼食後尾根道を西南西に向う。少し歩くと両側が葉っぱのないササヤブの登りに変わる。6年前はササの葉っぱで覆われていたが、今はないため、視界は良い。避難小屋の前に出る。前方に左から最高点、霊仙山、経塚山の頂きが一望できる。

  西出商店の案内板(12:29)      6年前のササヤブ(2006.5.6)   避難小屋に向かう(13:00)    避難小屋付近から見た最高点、霊仙山、経塚山(13:06)
見晴らしの良い経塚山に立つと、分岐があり右は汗拭き峠方面、真正面が霊仙山山頂である。禿山(前回はササヤブあり)を下り登り返すと石灰岩が露出した小高いところに出る。分岐がありすぐそこが霊仙山山頂である。左が最高点へ行く道になっており、先ず最高点へ行く。ちょっと下りを登り返すと10分ほどで最高峰1094mに到着した。ここで記念写真を撮る。360°のパノラマである。今日は見通しが良い。南東方面は左に藤原岳、右は御池岳である。北には伊吹山が見える。此処から見る西南稜は綺麗であった。
元の道に引き返し、10分ほどで霊仙山1084mに到達した。三角点は二等である。琵琶湖全体が見え、竹生島も見える。琵琶湖の向こうには比叡山から比良山が横たわっている。この辺は石灰岩が露出し、カルスト地形になっている。

 最高点から鈴鹿山系を望む(左から藤原岳、御池岳、−−)(13:37)      最高点から西南稜を望む(13:39)         霊仙山山頂から比良山を望む(14:00)    最高点にて(13:36)
 10分ほど滞在し、14:00丁度に下山にかかる。これまで遅れながら最後を歩いていたのであるが、上丹生発17:08のバスが気になり、避難小屋より先頭を歩かせて貰う。井戸ケ洞には30分足らずで着く。横道コースをとる。この辺は標高800mが続く。この辺も花弁を付けた山シャクヤクが多い。特にバイケイソウの葉っぱが目立つ。珍しく左足元に一輪のエビネランを見つける。美しケ原を通過する。琵琶湖が綺麗に見える。横道コースを20分ほど歩き、前方が行き止まる。此処から標高差300mほど急降下し、広畑分岐標識の所に出た(15:26)15分ほど歩き、一ノ谷を通過(15:43)。この辺でバス時間に間に合うことを確信し、安心する。登山口には16:15到着。西出商店のあるバス停に16:50到着。ビールは販売していなかったが、息子の分やと言って冷蔵庫から取り出してきて呉れた。嬉しかった。

  エビネラン(14:53)      横道コースから見た琵琶湖(14:55)               一ノ谷(15:43)                上丹生バス停にある西出商店(16:49)

所感

   霊仙山は花が多い所で有名である。今回は3回目であるが、ここの山シャクヤクは見ていないので参加した。最初に出遭った山シャクヤクが実を付けていたので遅かったのかと思ったが、そうでもなく丁度良かったのかも知れない。その他の花としてはヒメレンゲ、ヤマハコベ、ネコノメソウ程度しかなく、6年前の連休で見た花(イチリンソウ、イカリソウ、エンレイソウ、ニリンソウ、ハシリドコロ、ネコノメソウ、ミヤマカタバミ、エンゴサク、アマナ)はほとんどなかった。珍しくエビネラン1輪見つけた。去年3月登った時に気が着いたのであるが、6年前見た頂上付近のササヤブはほとんどなくなっていた。それから今時にしては珍しく見通しが良く、伊吹山は勿論、藤原岳、御池山の鈴鹿の山々、比良山系の山々まで見ることが出来た。