野坂岳(冬山公開山行)

     登頂日 2011.2.6(日)   天候 晴れ

  概略行程
     高槻松阪屋 (6:55出発) =<大山崎IC(名神、北陸道)敦賀IC>=粟野道路工事広場「100(9:50,10:10出発) (5)0.9K登山口「190(10:25)
      
0.7Kアンテナ塔「290(11:10)(5) (11:40-11:50食事) 1.1K一ノ岳746m12:20(5)→二ノ岳 (12:40)→三ノ岳(13:00) 1.2K野坂岳914m (13:10-13:15)
    →
(10) 1.2K一ノ岳(13:50)(5)1.1Kアンテナ塔「290(14:29) →登山口「190(14:45)(5) 0.9K粟野道路工事広場「100」(到着15:0515:30発)
    =日本海さかな街
(15:45-16:10) =<敦賀IC (北陸道、名神) 大山崎IC> =高槻 (18:50)
     歩行距離 7.8K 標高差 814m 所要時間 4:55(歩行4:00)
     参加者   Leader以下18名
 
 雑感
雪をかぶった野坂岳山頂

      千里バスで松阪屋横から一般3名を含めて18人で6:55出発する。大山崎ICから入り、高速をゆっくり走り、敦賀IC9:00降り、粟野に向かう。途中前方左上部にこれから登る右から一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳、野坂岳の山頂の稜線が我々を迎える。いこいの森の駐車場が雪の関係で使えなく、バックで引き返し道路工事の広場まで引き返す。早速ここで準備し10:10出発。少年自然の家の下で雪が多くなり、ここでワカンを付ける。最初の登山口を抜けた所で後から来た吹田市山岳連盟の40人のパーテイ−に先を譲る。彼らは足に何もつけず、登山靴だけで登るようだ。2番目の登山口も通り抜ける。頂上まで2時間30分とある。少し歩くと沢を横切り、左の尾根に向かう。登山標識があり、頂上まで2時間20分とある。右にトレースが伸びトレースに従って登る。こちらは人数が少ないので直ぐに吹田市山岳連盟のパーテイ−を追い越す。30分ほど歩くとアンテナの林立した所に出て休憩となる。この辺は見通しが良く、前方には第一関門の一ノ岳746mが聳える。ここから距離にして1.1Km、標高差450mの急勾配の尾根道が一直線上に続くのである。新雪の冬山であれば今回のメンバーでは体力的に時間的に山頂に到達するのは難しいであろう。幸いにも今日は天気良く、新雪なく、トレースがしっかりとついている。
 休憩後頂上に到達できることを確信して尾根に取り掛かる。30分ほどしっかり登ると標高520m辺りで昼食を取ることになった。昼食後も尾根道急坂を30分しっかり歩くと第1関門である一ノ岳746mに取り付き、短い休憩を取る。
 休憩後あと50分歩けば頂上だと言い聞かせ、再出発する。15分で二ノ岳を通過、三ノ岳手前でガス切れ状態を意識する。直ぐに燃料を補給し、自分のペースで後を追う。雪に埋まった避難小屋で待ってくれていた連中に追いつき、後50mの山上に皆と一緒に野坂岳山頂914m13:10到着した。出発して丁度3時間の所要であった。
 頂上には一等三角点の標石や山頂碑があるが、今は雪で山頂標識の上部だけが雪面に姿を見せていた。この状況から山頂は
130mm程度の積雪と判断した。早速全員で写真を撮ることになった。本来ならここは360°の大パノラマであるはずだが、気温の上昇の性か霞んで写真には今一であった。それでも大御影山から赤坂山、岩篭山、敦賀市街、西方ケ岳は肉眼で臨むことは出来た。
 風が強く、長居は出来ないので直ぐに下山することにした。避難小屋のところで後続の吹田市山岳連盟の連中が登ってきた。我々は三ノ岳手前のブナの木の下で休憩をとり、下山準備にかかる。遊びたい人はワカンを付けたまま、各自判断で下山することになった。小生はワカンを外し、下山することにした。一度だけ一ノ岳にて全員で休憩を取り、それ以降は各自の判断で一気にバスの待つ工事広場まで下山したのであった。

  
一ノ岳から二ノ岳に向かう(12:28)        山頂で全員写真(13:12)         山頂にてOさんと秀さん(13:14)     ブナの木の下で下山に備える(13:22)
 当初の登山ルートは山集落−野坂岳−粟野であったが、リーダーは今回の年取ったメンバーから判断して山集落からのラッセル登山は無理と判断し、先発隊もなく全員一緒に登る山行形態で、粟野−野坂岳−粟野のピストン山行に変更した。粟野からの登山ルートは新雪もなく、トレースもしっかり付き、しかも天気が良かったので、例年のような冬山登山にはならなく春山登山のような形となった。北陸では珍しく天気が良く、雪も非常に多かったので楽しい雪山山行となりました。皆さんどうもお世話になり、またご苦労様でした。

   山頂から敦賀市街を望む(13:16)             雪に埋まった避難小屋(13:18)     下山時登ってきた吹田市山岳連盟の連中(13:19)