飯道山
2012.2.3(金) 天候 晴れ 有志 5名
行程
高槻(8:11) =貴生川「160」(9:55着、10:00出発)
→2.0K飯道寺「190」(10:30-10:35)→(5分)
→2.0K飯道山休憩所「360」(11:14)→1.2K杖ノ権現休憩所「590」(11:40-12:00)
→0.5K飯道山664m(12:15-12:25)→1.1K飯道神社本殿「580」(12:55-13:10)→0.9K飯道神社登山口「390」(13:30)(5分)→4.1K紫香楽宮跡「290」(14:25-14:35)
→0.2K紫香楽宮跡駅「280」(14:50到着、15:10発)=<タクシー>=貴生川駅(15:25、15:53発) =JR高槻(16:57)
歩行距離 12.0K 標高差 504m 所要時間 4:50(歩行3:40)
概況
JRの電車の遅れで貴生川に25分遅れて着いたため、予定の紫香楽鉄道に乗れなく、次の電車が1時間後であった。急遽予定を変更し、逆回りの貴生川駅を出発し、紫香楽宮跡駅到着の予定で10:00出発をした。
このコースは初めてなので地形図を取り出し、出発するが、飯道山への標識がしっかりと付いていたのでその心配はいらなくなった。標識に従って最初に訪れたのが飯道寺であった。この寺は飯道山から移したものと思っていたが間違いであった。
金奇山飯道寺
当寺は鎌倉時代普賢院宝持坊と称し、江戸時代は惣持坊本覚院と改め、明治25年廃墟になった山上の飯道寺を継承するため、本覚院の名を飯道寺に改めた。その法燈を今に受け継いでいると言う。
飯道寺を後にし、標識に従って10分ほど歩くと道路の上に架かった橋を渡り、雪で薄らと化粧された幅の広い山道を歩くようになる。10分も歩くと汗が出だしたので、衣服調整の為最初の休憩をとる。道徳寺跡、林道分岐、後飯道山2.0Kmの標識を見て、飯道山休憩所を通過する(11:14)。少しして左上に岩壺不動尊を通過し、10分ほど歩くと分岐があり、左の道を取る。石ころ道に雪で化粧した坂道を登る。左の表示板に左羅坂(サラサザカ)とある。下山の二人ずれの女性に逢う。9時貴生川を出発して帰る所だと言う。頂上には雪は積もっていないという。本日逢ったのはこの二人だけであった。5分ほど歩くと左に垢離坂(コリサカ)とある。4人に置いてゆかれ11:40杖ノ権現休憩所に着く。此処で昼食を取ることにした。
昼食後標高差70mの急坂を北に向かって登る。途中右側が大きく開け、雪に化粧された山々が連なる。地形から判断して鈴鹿峠を挟んで右が高畑山、那須ケ原山、油日岳、左が仙ケ岳、宮指路岳辺りであろう。飯道山の山頂には直ぐに着いた。記念写真を撮り、北側に開けた展望を楽しむ。直ぐ左に見えるのは大納言596m、北は比叡山、蓬莱山から堂満岳辺りは雪が多い。その手前にぽっこりあるのは近江富士(三上山)である。山頂での雪は電車の中で、私が指摘した通り2,3cmもなかった。H氏が持参した10本アイゼンと重装備が使えず、可哀そう。
飯道寺(10:31) 杖ノ権現休憩所(11:41) 山頂より比良、三上山を望む(12:23) 山頂にて(12:20)
下山は西に延びる尾根道を下る。途中分岐があり、ちょっと躊躇するが図面を見て左の道を下る。一瞬ではあるが馬の背を通り、左下に林道を見るようになる。山頂から20分ほど歩き、林道に出る。直ぐに右の山道に直進する。5,6分で飯道神社の前の鳥居の下に出た。4,5分で本殿を見るようになった。この後ろには行者コース350mがあり、左後ろから回って右後ろ帰ってくるのである。その気は皆さんなかったようなので、逆の右後ろの大岩に入る。岩の上に少しではあるが、雪が積もっていたので上を歩くのはちょっと危険である。正面に戻り下山することにした。下山は7丁石から登山口へ下る丁石道の参道を下るのである。前の鳥居の下に金亀水の水場がある。ポンプを手で押上げするがパッキンが減ったているのか、水は出そうもない。雪化粧になった急階段の参道を下る。5,4丁石、中間位置だろう。ベンチが2つあった。標高差190mを一気に15分で下だった。
登山口で休憩後幅の広い雪化粧された道を右にオレンジシガのゴルフ場を見ながら下る。雪で休みのようだ。15分足らずで鳥居のある車道に出た。此処からは紫香楽宮跡へ向けて延々と歩く。結構速足で歩き35分ほどで着いた。この宮跡は天平14年(744)聖武天皇が2年9ケ月都にした国史跡である。ここで最後の休憩を取り、発車時刻を心配しながら紫香楽鉄道の紫香楽宮跡駅に向かう。小さな駅で勿論無人駅である。総べての予定を済ませ14:49到着した。時刻表を見てがっかりした。16:04までないのである。仕方なく帰る途中前を通った信楽病院に行き、タクシーを探す。5人載せて貰い貴生川駅に向かった。
飯道神社本殿(12:59) 本殿裏の大岩(12:59) 登山口(13:28) 紫香楽宮跡駅の時刻表(14:49)
所感
本日の山行は紫香楽鉄道の時刻に合わせ、JR高槻の出発を決めたが、列車が雪の関係か遅れ計画通りには行かなかった。逆回りに変更して目的は果たしたが、紫香楽鉄道の時刻90分に1本の時刻表には合わなかった。2004.1.労山鍋開きの2日目(酒の飲み過ぎで飯道山山行を中断した)にこの駅に乗ったことがあるが、この時は本数が結構あった記憶がある。車を持つ人が多くなり、鉄道を使う人が少なくなった影響だろうか。しかし、1日遅らせた甲斐あって天候に恵まれ、今の時期にしては良い山歩きとなった。