常念岳 蝶ガ岳 周遊
2011年7月15日(金)〜7月18日(月) 天候 快晴 有志 3名
7月15日(金) 20:00に、JR東海道線 山崎駅を出発し、途中仮眠を摂り、
7月16日(土) 6:20に、三股駐車場に到着。通常の駐車場は満杯で400m手前の駐車スペースに駐車。身支度を整えて7:00に出発。路肩にも何台かの車が駐車してあった。出発直前に常念小屋に問い合わせた際に、三股からの常念岳の尾根から常念小屋までのコースはキツイので、一ノ沢登山口からのコースを、かなり強引に薦められたので、三股からは、何人が登るのだろうかと思っていたが、かなりのパーティーがこのコースを登り始めていた。7:30に三股登山口を出発。長丁場の登りだ、ゆっくりと30分毎に5分程度の休憩を摂りながら登る。コースは当初は樹林帯の中にしっかりとついている。何回かの休憩で樹林帯から足場の悪いガレ場と変わり、コースを読みながら辛抱強く登ると、最初の目的地の前常念岳に11:00到着。30分程度の昼食休憩後に更に尾根筋を登る。眼前に常念岳の頂上がガスの間に間にオイデオイデしている。途中 雷鳥の雄が出迎えてくれた。人間慣れしていてゆっくりとハイマツの新芽を食べているようだ。人間が近くにいる方がかえって天敵の恐れがなく、安心して食事ができるのかな? 雷鳥・花々・眺望等の慰めの御蔭で常念岳手前の分岐に荷物をデポして頂上には12:30に到着。西側の北アルプスの主峰が一望出来る。上高地から前穂・奥穂・北穂・キレット・槍ガ岳等と流石に槍ガ岳は格別だ。頂上でゆっくり眺望を楽しみ、ガスの中を常念小屋に下山 16:20。小屋は、ほぼ満杯で3Fというが屋根裏部屋に押込まれる。しかし登山客との語らいが楽しく、何といってもビールが美味しかった。
7月17日(日) は3:30 に起床。ゆっくりと朝食を摂り身支度を整え 4:30 に小屋を出る。朝焼けが美しく小屋前で写真を撮る。東側は雲海が素晴らしく西側は青空が澄み切っていて槍ガ岳が印象的だ、しばらく歩くと御来光が望めた。北アルプスの峰々がモルゲンロートに染まる。昨日とは違い景色がよく、暑さも無い登りで6:00に再度 常念岳の頂上に到着。空には雲が一つもない。八ガ岳・富士山・南アルプス・中央アルプス・御岳・乗鞍・上高地から前穂・奥穂・北穂・大キレット・槍ガ岳・立山・後立山と東側に広がる雲海が素晴らしい。名残が尽きないが頂上を後にする。南側の縦走コースが手に取るように眺められ、蝶ガ岳ヒュッテも望め、蝶槍が印象的だ。暫くは長いガレ場の下りがあり、2512のピークを過ぎると幾つかのアップダウンを繰返して蝶ガ槍に10:10に到着。コメツガの木陰が癒してくれて、お花畑の花が励ましてくれて、雷鳥の親子も励ましてくれた。蝶槍から蝶ガ岳までは高原散歩で北アルプス展望コースを心ゆくままに満喫し11:10到着。昼食をゆっくり摂り、昨夜のような混雑した山小屋での一夜はコリゴリなので覚悟決めて、12:00蝶ガ岳ヒュッテの横から三股への下りの道をとる。このコースは急坂な下りが続くが、花々が結構楽しませてくれる。針葉樹の緩やかな道になり大きな奥の深い沢だなと思っているとマメウチ平に到着14:40。ここから前日登った前常念岳の尾根が木の間越しに見え隠れする。さらに急坂を下ると沢の音が聞こえ、沢が見えるとコースは水平道となり尾根から沢に下ったところで力水の水場に出合う。実に美味な水であった。ここから暫くで、本流にかかる吊り橋を渡り左岸を歩き三股登山口を過ぎて直ぐに駐車場に到着 16:30 。本日の使用時間12時間の長丁場でした。次々に登山客が疲れた顔で到着して早々に車やタクシーに乗って帰っていく、みんないい顔をしていた。特に、本日 4:30にこの駐車場を出発して、常念小屋には寄らなかったが、同じコースを12時間で歩いた? 昭和29年生まれの男性ランナーや2512のピークで会った3:30に三股を出発して既に到着したであろうと思われる、若い女性ランナーには驚かされた。いずれにしても、私達の本日の山行は無事に終了した。
このまま渋滞する高速を無理して暑い大阪に帰るのも考えものなので、車道で沢との出合まで下りテントを張り、沢の水露天風呂で入浴し幕営 17:30。沢音のオーケストラもさほど気にならず爆睡。ビールは無かったが、結構 焼酎 でも味わいのある夜でした。
ご来光(4.47) 常念から槍ケ岳を望む(5:38) 常念山頂より蝶槍、蝶ケ岳を望む(6:06)
常念岳山頂より八ケ岳、富士山、南アルプスを望む(6:20) クロユリ 雷鳥
7月18日(月) は4:00 起床。涼しくて気持ちのよい一夜でした。コーヒを摂り、テントを撤収し 5:00頃に出発。高速道路に乗り途中SAと PAで休憩をして、JR 山崎駅には 11:00 到着して、山旅は無事終了しました。Oさん、ENちゃん、ご一緒ご同行していただき楽しい山旅ありがとうございました。