有馬七山


    2012.1.19(木)  天候  曇り後小雨    有志  6名

  行程
    高槻市 (7:01) =十三(7:247:33)=宝塚(8:068:15)=有馬温泉「370(9:00着、9:10出発) →0.7K妙見宮「490(9:34)0.1K落葉山(四等三角点)533m (9:36)
     
0.8K灰形山619m (10:05-10:10)→1.0K湯槽谷山801m (10:55-11:20昼食) 0.2K分岐(11:26) →0.6K 高尾山739m(11:40:11:45)0.4K仏谷峠「620(11:55)
    →
0.5K逢ケ山(三等三角点)722m(12:10-12:15)0.5K仏谷峠「620(12:25)0.2K水無峠「615(12:40)0.1K水無山658m (14:46)0.6K鬼が島580m(13:05-13:10)
    →
0.6K取付林道「350(13:35)(5)1.5K有馬口「300 (14:00到着、14:14)=湊川=阪急高槻16:01)
    見どころ:マザーツリー(鬼が島)
    歩行距離 8.1K 標高差 431m+α+α(累積750m)  所要時間 4:50(歩行4:00) 天候 

 概況

    今回の山行は労山木曜会第1回目の山歩きである。宝塚8:15発のバスに乗れるように高槻を出発し、有馬温泉には9:00に着いた。急変した天候を気にしながら、バス乗り場の左対面にある妙見宮の参道に向けて9:10出発。参道はコンクリートの階段道で整備され、西国33ケ寺の1番からの石仏に案内され、33番谷汲山と番外の石仏で終わり、妙見宮に24分で到着。丁度この裏側に落葉山四等三角点の標石がある。左真下には有馬温泉街が見渡せる。南側にはこれから登る手前灰形山、後方に湯槽谷山また右後方に逢ケ山が聳えている。
 少し下ると右側に分岐があり、通り過ぎ鞍部に出ると左に有馬温泉街に抜ける道がある。直進し登り返すとガレ場があり、急な階段がある。鞍部の分岐から20分ほどで2番目のPeak灰形山619m10:05到着した。
 15分ほど下ると鞍部に出て、矢張り左に分岐があり、温泉街へ抜けられる。ここからが本日最大の標高差250mの登りになるのだ。急勾配の山道と急な階段が続く。途中一息入れることなく、一気に30分で本日の最高点湯槽谷山801m10:55到着した。ここで記念写真を撮り、少し早かったが昼食とした。この辺は自然林の木々で囲まれている。この頃から小雨が降り出し、落葉した木々の下で食事を済ませるのであった。

    妙見宮(9:34)      落葉山四等三角点(9:36)          灰形山(10:05)              湯槽谷山にて(10:58)
 これからは歩くルートには標識はない。I氏に地形図を渡し、コンパスの使い方をマスターする目的で一番問題となる水無峠まで先導して貰うことにした。小雨なので雨具を付けて11:20出発。次は4番目のPeak高尾山である。南西に延びる尾根道を5分ほど歩くと、南に延びる道が急降下する前に標識柱がある。ここは右に行き先表のない尾根道を西に向かう。2分ほど歩くと左側が開け、六甲山頂のアンテナ群が並んで見える。一旦下って登り返し、又下って登り返すと本日4番目のPeak高尾山739m11:40到達。此処には北へ急降下する道と南西へ下る道がある。
 次へ向かうPeakは逢ケ山であるが一旦仏谷峠に出なければならない。方向的には真西になるが、南西の尾根道を下る。途中から右へ大きく曲がる。桧の植林帯が現れ、右端の尾根道を下るようになり、やがて桧の樹林帯の中を下り、11:55仏谷峠に出る。最初左に踏み跡の薄い分岐があり、踏み跡の濃い道を10mほど進むとまた分岐がある。濃い踏み跡が真っ直ぐ山へ、右へ薄い踏み跡がある。真っ直ぐ山方向の逢ケ山に向かう。最初は緩い登りであるが、そのうちに直線上の急登となる。桧の樹林の中10分ほど登ると尾根に出て、少し西に歩いた所が本日5番目のPeak逢ケ山722mである。山頂には三等三角点の標石があり、この周りだけは伐採せれているが、展望は何にもない。雨は小雨であり、さほど山歩きには問題なさそうなので予定通りの行動をとることにした。
 次のPeakは水無山である。先ほどの仏谷峠に戻り、問題の水無峠に向かって進んでもらう。実は仏谷峠−水無峠間は僅か200m程の距離であるが、このコースを企画した時この間だけ自信が持てなく、年末に単独で下見をしたのである。先ず踏み跡の薄い深戸谷への道に向かう。道は砂防堤の左へ続いている。方向は右にある山と山との間の谷間を登らなければならない。I氏は正しい方向に少し進むが、躊躇して止まって、小生の顔を伺う。踏み跡がほとんどないので自信がないのだ。正しいと思ったら前へ進め。水無峠に無難に到着。後はルートとして心配となる所はないので小生が先導する。北に向かって急激な尾根道を登る。5分ほどで到着した。本日6番目のPeak水無山658mである。馬ノ背の尾根道で標識がないと通過してしまいそうな所である。
 次は本日最後のPeak鬼が島である。幅の狭い馬ノ背尾根道が続き、10分ちょっとで鞍部に出る。それから登り返し、5分ちょっとで本日7番目最後のPeak鬼が島580m13:04到達した。後は六甲2番目のマザーツリー「アカガシ」の写真を撮るのみである。1分ちょっと北に行った所に本日の見どころである「アカガシ」の所で記念写真を撮る。これからは標高差200mちょっと下るのだ。それにしても途中標高差100m程急降下が続く。左ひざを庇いながら慎重に下る。13:35林道に出た。

    高尾山(11:41)          逢ケ山三等三角点(12:12)                  水無山(12:46)            マザーツリーにて(13:09)

所感

木曜会の第1山行としては有馬三山だけでは物足りない。当初高尾山、水無山、鬼が島を含めた有馬六山を考えていたが、どうせなら三角点のある逢ケ山も含めようと思い有馬七山として企画した。そのためには仏谷峠から水無峠までの道程を確認する必要があった。全体的には距離は長くないが、アップダウンがきつい(累積標高差アップ750m、ダウン820m)、冬場では面白い行程と思った。